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J-GLOBAL ID:201102236916376921   整理番号:11A1642901

強度促進5~12%Crフェライト鋼におけるナノスケール析出物でピン止めされたサブ組織のクリープ挙動と劣化

Creep Behavior and Degradation of Subgrain Structures Pinned by Nanoscale Precipitates in Strength-Enhanced 5 to 12 Pct Cr Ferritic Steels
著者 (4件):
資料名:
巻: 42  号: 10  ページ: 3084-3094  発行年: 2011年10月 
JST資料番号: E0265B  ISSN: 1073-5623  CODEN: MTTABN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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短時間と長時間の静的時効とクリープ試験中のGr.122型xCr-2W-0.4Mo-1Cu-VNb(x=5,7,9,10.5と12%)鋼のサブ結晶組織と析出物のクリープ挙動及び劣化について鋼のCr含有量と関係させて評価した。短時間クリープ領域では,5から12%にCrが増加するとクリープ破壊寿命は増加した一方で,長時間クリープでは寿命は9%Crまでは増加しその後Cr添加が9から12%に増加すると共に減少した。クリープ破壊寿命の挙動は伸長した亜結晶粒の大きさに関係していた。短時間クリープ領域では,5から12%Crにて亜結晶粒サイズは減少,クリープ長寿命と対応した。しかし,104h後の長期間クリープでは9%Crまでは亜結晶粒サイズは増加しその後9から12%Crにて減少,クリープ破壊寿命の挙動と対応した。M23C6とMX析出物は本鋼に存在するすべての析出物の中で最大の数比を示した。M23C6とMX析出物間隔のCr含有量依存性は923K(650°C)における長時間時効と同様に短時間中にV型形状を示した。析出物の最低間隔は9%Cr鋼にあり,サブ組織の最短回復速度と対応した。短時間クリープ領域において,クリープ中の亜結晶粒粗大化は歪の支配を受け,Crの添加と共に低速にて進行した。一方長時間クリープでは,亜結晶粒粗大化はクリープ塑性変形よりも析出物の安定度による支配を受け,9から12%と9から5%Crにて速度が速くなった。しかし,M23C6析出物は亜結晶粒粗大化の支配においてMX析出物より重要な役割を果した。静的時効と長時間クリープにおいてM23C6析出物の間隔と亜結晶粒サイズ間には密接な関係があった。Copyright 2011 The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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組織的硬化現象  ,  機械的性質  ,  金属材料 

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