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J-GLOBAL ID:201102237713992968   整理番号:11A1944199

花の発色に関与する芳香シクラメンのO-メチルトランスフェラーゼの分離とキャラクタリゼーション

Isolation and characterization of the fragrant cyclamen O-methyltransferase involved in flower coloration
著者 (11件):
資料名:
巻: 234  号:ページ: 1127-1136  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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アントシアニンO-メチルトランスフェラーゼ(OMT)はアントシアニンの修飾および花の発色のための主要な酵素のひとつである。筆者らは以前,紫花の芳香シクラメン「香りの舞」(KM)からイオンビーム照射によって新規な赤-紫花の芳香シクラメン(KMrp)を育種した。KMrpおよびKMの花弁の主要なアントシアニンがそれぞれデルフィニジン3,5-ジグルコシドおよびマルビジン3,5-ジグルコシドであったので,KMrpにおいてアントシアニン生合成経路のメチル化ステップの不活性化が示唆された。筆者らは,KMrpおよびKMの花弁で発現したOMT遺伝子を分離し比較した。RT-PCR分析によって,CkmOMT2遺伝子がKMの花弁では発現されるが,KMrpでは発現されないことが明らかになった。さらに3つの同じシーケンスを持つCkmOMTsがKMとKMrpの両方の花弁で発現された。ゲノムPCR分析によってCkmOMT2がKMrpのゲノムからは増幅されないことが明らかになり,このことはイオンビーム照射がKMrpのCkmOMT2領域の完全な欠如を引き起こしたことを示す。in vitroの酵素アッセイによって,CkmOMT2がアントシアニン基質のB環の3’または3’,5’のO-メチル化を触媒することが示された。これらの結果は,CkmOMT2がアントシアニンのメチル化に機能し,CkmOMT2遺伝子の不完全な発現がアントシアニン組成の変化およびKMrpの花の発色に関与することを示唆する。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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花き・花木  ,  遺伝子発現  ,  酵素生理 

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