文献

J-GLOBAL ID：201102239416265065   整理番号：11A0895708

カンボジア農村開発における籾,精米の現状と制約要因-Battambang州を事例として-

著者 (2件)： 大竹雅洋 (名古屋大 大学院国際開発研究科) ,  西村美彦 (琉球大 観光産業)
資料名： 開発学研究  (Journal of Agricultural Development Studies)
巻： 21  号： 2  ページ： 24-32  発行年： 2010年12月31日 
JST資料番号： L6467A  ISSN： 0918-9432  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カンボジアの米生産は年々増加し,自給を達成し,更に余剰米を輸出しているが,農村部の農家への市場経済の恩恵は少なく,米生産および農家,精米業者と市場との結び付きを調査した。主要米生産地のBattambang州では雨期の作付け,収量が多いが,乾期は少ない。籾は,農家から直接あるいは仲買人を通じて精米業者に持込まれ,一般に品種の概念がなく香り米が高価であるが,低価格に抑えられがちである。市場流通は国内の精米のほか,タイ,ベトナムへは通常仲買人が籾で行う。制度上の整備,米の品質と精米業者の技術向上,流通の担い手の充実,精米として付加価値を付けた輸出等を通じて,価格および農家の収入を向上する必要がある。

シソーラス用語： カンボジア王国 ,  *地域開発 ,  *籾 ,  白米 ,  制約条件 ,  生産 ,  市場経済 ,  流通 ,  生産者 ,  食品加工 ,  *精白
準シソーラス用語： カンボジア ,  精米 ,  *農村開発

分類 (3件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  稲作  (FC03020C) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

引用文献 (14件)：

• AICAF. タイの食品加工業の現状と課題-コメ, ダイズ, 伝統的発酵食品-. 1995, 12-44
• Asian Development Bank. Key Indicators of Development of Asian and Pacific Countries. 2007, 196
• 荒木康紀. カンボジア農林業の現状と課題. 国際農林業協力. 2006, 29, 2, 44-51
• 石川晃士. カンボジアにおけるコメ産業の現状とその課題. 2008
• 石川晃士. カンボジアのコメ産業の構造と市場リンケージ. 開発学研究. 2010, 20, 3, 42-49

タイトルに関連する用語 (7件)： カンボジア ,  農村開発 ,  籾 ,  精米 ,  現状 ,  制約 ,  要因