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J-GLOBAL ID：201102239613614748   整理番号：11A0594931

希釈した過酸化水素での熱水酸化による有機酸の選択的製造とリグニンの解重合

Selective Production of Organic Acids and Depolymerization of Lignin by Hydrothermal Oxidation with Diluted Hydrogen Peroxide

著者 (5件)： HASEGAWA Isao (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  INOUE Yusuke (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MURANAKA Yosuke (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YASUKAWA Toshiya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAE Kazuhiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 25  号： Jan/Feb  ページ： 791-796  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リグニンを原料として化学物質を作る新しい方法を開発した。150~200°Cの流動反応器の中で濃度0.1%の過酸化水素を使ってリグニンを熱水酸化する。200°Cで2分間アルカリ性のリグニンを酸化すると,有機酸の収率が0.45g/リグニンgと高くなる。有機酸は,ギ酸・酢酸・コハク酸・高分子量リグニンから成る。オルガノゾルリグニンを160°Cで酸化すると,リグニン分子が分子量約300のオリゴマに解重合されて有機酸の収率が0.20g/リグニンgとなった。使用するリグニンの構造の違いによって生成物分布が異なる。この方法はどのようなリグニンからも貴重な化学物質を作るのに適している。

シソーラス用語： *過酸化水素 ,  *有機酸 ,  *リグニン ,  *解重合 ,  *熱処理
準シソーラス用語： *熱水処理

分類 (1件)： 各種有機化合物の製造  (YD02000V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 希釈 ,  過酸化水素 ,  水酸化 ,  有機酸 ,  リグニン ,  解重合