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J-GLOBAL ID:201102239805700532   整理番号:11A1755733

低コスト物質を用いたメカノケミカル過程経由のチタノケイ酸塩TS-1結晶の合成

Synthesis of titanosilicate TS-1 crystals via mechanochemical route using low cost materials
著者 (5件):
資料名:
巻: 150  ページ: 1-6  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: E0642C  ISSN: 1387-1811  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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この論文は安価な物質を用いて高い触媒活性を有するチタンケイ酸塩-1(TS-1)粉体をアルコキシド不在下に合成する方法を提供した。低品位の非晶質シリカフュームと結晶性アナタース型チタニアナノ粒子を各々ケイ素およびチタン源に用いた。同シリカおよびチタニア粉体をタンブリングボールミルを用いて乾燥条件下にメカノケミカル処理にかけ,TS-1前駆体としてのシリカーチタニアナノ複合体を生成させた。メカノケミカル処理でのシリカマトリックス中へのチタン種の導入を促進し,水熱処理時の結晶化を容易にするために,チタニアナノ粒子の付着性を低下させ,シリカーチタニアナノ複合体の凝集体を解体した。この操作はメカノケミカル処理の前後で各々実施した。水熱処理では,テトラプロピルアンモニウムブロミド(TPABr)とn-ブチルアミン(NBA)をMFI構造の構造指向剤(鋳型)および弱塩基として各々用いた。それら両者は比較的安価な薬品である。前駆体を生成する最適な操作条件下で,TS-1骨格への大量のチタンの導入が達成され,得られたTS-1粉体は高い触媒活性を示した。例えば,アセトニトリル溶媒中,過酸化水素を酸化剤に用いた酸化反応での1-ヘキセンの転化率は12.3%であった。この値は従来のゾルーゲル法とメカノケミカル法で合成したTS-1粉体の触媒活性に等しいかまたは上回るものであった。それら結果は修飾されたメカノケミカル法が有用でかつ高い触媒活性を持つTS-1の工業的合成にとって有望であることを例示している。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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不均一系触媒反応  ,  合成鉱物  ,  酸化,還元 
物質索引 (3件):
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