抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空港運用の安全性向上のためには,空港アスファルト舗装の耐久性向上が急務である。本研究は,空港アスファルト舗装の主たる損傷形態であるわだち掘れ現象を対象に,その低減策の構築を目的としている。アスファルト舗装の一般的な性質として,温度が高くなると軟らかく(流動性が高く)なり,わだち掘れが起きやすくなると考えられている。このことから本研究では,舗装温度低減が期待できる遮熱性技術を対象に,舗装温度低減にともなうわだち掘れ抵抗性,すべり抵抗性および施工性の検証を通じて,当該技術の空港舗装への適用性を検討した。その結果,通常の舗装の路面温度が60°C程度となる夏期環境下において,遮熱性舗装は約12°Cの温度低減効果を有することが確認できた。また,温度低減に伴って,遮熱性舗装は通常の舗装と比較してわだち掘れの進行速度を低減させる効果が確認できた。(著者抄録)