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J-GLOBAL ID：201102239892654169   整理番号：11A1101085

有機栽培レタスの食味及び内容成分に関する基礎研究

著者 (6件)： 江崎一子 (別府大 食物栄養科学) ,  江崎一子 (別府大 大学院食物栄養科学研究科) ,  森みどり (別府大 大学院食物栄養科学研究科) ,  高舘麻巳子 (別府大 食物栄養科学) ,  松永薫 (別府大 食物栄養科学) ,  佐野雅俊 (大分県安全農研)
資料名： 別府大学紀要  (Memoirs of Beppu University)
号： 52  ページ： 157-167  発行年： 2011年02月15日 
JST資料番号： S0963A  ISSN： 0286-4983  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農産物に対する安全性や健康志向等に対する消費者の関心が高まりを見せ,有機栽培や環境保全型農業への志向が強まり,安定した生産・経営を可能にする有機栽培技術の開発,確立が重要な課題となっている。大分県農林水産センターと共同で,異なった地力の土壌および種々の有機肥料を用いて栽培したレタスの食味の違いについて,味覚官能検査および味覚センサーによる食味測定を行ない,レタス内容成分の分析結果と比較検討し,好適栽培条件を探索した。有機栽培レタス21検体を調査した。レタスの体内成分は,化学肥料栽培に比べて有機栽培では,N,K,Ca,Mg,NO₃の含量が少なく,P,Clが多い傾向にあった。体内成分分析値と食味の相関では,食味評価の高かったレタスはN,NO₃を多く含み,最も悪い食味評価のレタスはP,PO₄,Ca,Mgを多く含んでいた。体内成分のP,PO₄,Ca,Mgが高値とならないような有機肥料の選択や配合量の工夫により,レタスの品質向上効果が期待できると考えた。

シソーラス用語： *レタス ,  栽培管理 ,  *有機農法 ,  持続可能な農業 ,  味 ,  生体成分分析 ,  有機質肥料 ,  化学肥料 ,  官能検査 ,  大分県 ,  栽培条件 ,  *キク科 ,  農業

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機栽培 ,  レタス ,  食味 ,  基礎 ,  研究