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J-GLOBAL ID：201102240976181116   整理番号：11A1296538

夏季高温下における営農手法が玄米外観品質に及ぼす影響

著者 (3件)： 坂田賢 (農村工学研) ,  友正達美 (農村工学研) ,  内村求 (農村工学研)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 79  号： 8  ページ： 615-620  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 夏の平均気温が観測史上最高となった2010年には,水稲の高温による被害が多くみられた。米の出荷量上位20県の営農者を対象に,同年に実施した高温対策目的の営農手法および収穫玄米の外観品質に関するアンケート調査を行った。畦畔除草,水の見回り,移植・収穫期の調整など,追加の費用負担が少なく,比較的取り組みやすいと考えられる営農手法を実施した営農者の外観品質が高くなった。また,出穂期以降の水管理では,水管理手法の違いによる差はほとんどなく,営農者の意図する水管理ができるだけの用水が十分に供給されている場合に外観品質が高くなり,用水の充足の程度が外観品質の良否に及ぼす影響は,営農手法の選択より大きいと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 水稲 ,  高温 ,  夏 ,  *品質 ,  水管理 ,  アンケート ,  農業経営 ,  *玄米 ,  技術 ,  *栽培管理
準シソーラス用語： 異常高温 ,  稲作 ,  営農手法 ,  夏季高温 ,  *外観品質 ,  栽培技術

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

引用文献 (25件)：

• 1) 気象庁:2010年(平成22年)の日本の天候 (2011), http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/stat/tenko2010.pdf (確認日:2011/1/5)
• 2) 農林水産省大臣官房統計部:平成22年産米の水陸稲の収穫量(全国) (2010), http://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/pdf/101208-01.pdf (確認日:2010/12/9)
• 3) 森田 敏:イネの高温登熟障害の克服に向けて,日本作物学会紀事77(1), pp.1~12 (2008)
• 4) 千葉雅大,松村 修,寺尾富夫,高橋能彦,渡邊 肇:深水栽培による高品質米生産技術,日本作物学会紀事78(4), pp.455~464 (2009)
• 5) 長田健二,小谷俊之,吉永悟志,福田あかり:胴割れ米発生におよぼす登熟初期の水管理条件の影響,日本作物学会東北支部会報48,pp.33~35 (2005)

タイトルに関連する用語 (5件)： 夏季 ,  営農 ,  手法 ,  玄米 ,  外観品質