抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
(株)アルトナーではゆとり教育世代をものづくり現場をサポートする技術者として育成するために,顧客ニーズ調査を通じて段階的に研修カリキュラムの適合を図っている。本論文では,電気・電子系新入社員に対し,1)幅広い電気・電子分野の基礎知識の獲得,2)回路図が読めるようになること,3)回路を組み立てられること,4)測定器が操作できることを中心に構築している研修カリキュラムを紹介した。具体的には,i)実力確認テストによる個人スキルの確認,ii)電機系技術教本を中心とする10分野の座学による基礎知識の取得,iii)製作実習課題を通じた半田付け・測定器操作技能の習得,iv)基礎研修修了試験によるスキル確認,v)簡易デジタルマルチメータの製作を通じた製品設計・開発研修,vi)応用研修修了試験による成果の確認,vii)設計職種への配属によるスキルアップという手順で個人能力の向上を図っている。実際にi)では顧客ニーズ調査での結果を踏まえて2010年度には11分野のテストを実施しており,全体的に電気理論や電子部品に関する点数は低く,計測は高い傾向にある。また,デジタル基本とC言語ではばらつきが大きくなり,各分野の平均得点率と特徴的な問題について考察を行った。