文献

J-GLOBAL ID：201102243254721956   整理番号：11A0109398

高信頼ディジタル信号伝送技術-高速バス配線を対象として-

Reliable Digital Signal Transmission Methodology-Its Application to the High Speed Bass Line-

著者 (6件)： 秋田翔平 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  島田弘基 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  石黒将巳 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  相部範之 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  安永守利 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  吉原郁夫 (宮崎大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 318(CPSY2010 32-38)  ページ： 37-42  発行年： 2010年11月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,プリント基板上での信号の動作周波数が向上するにつれて,良質な信号の伝送が困難になってきている。この問題を解決し,信号品質を改善するために,我々はセグメント分割伝送線(STL:Segmental Transmission Line)という手法を提案している。STLでは,伝送線を異なる特性インピーダンスと配線長を持つ複数のセグメントに分割する。そして,信号品質を改善するようなセグメントの組み合わせを求めるために遺伝的アルゴリズムを用いる。本研究では,STLを用いて複数点での波形整形を試みた。その結果,試作プリント基板による実測実験において,2つの観測点に関してそれぞれ論理マージンが1.7倍,2.0倍改善できた。これより,STLは複数点での波形整形能力があると考えることができる。(著者抄録)

シソーラス用語： *信号伝送 ,  伝送品質 ,  *伝送線路 ,  ディジタル通信 ,  *プリント配線 ,  特性インピーダンス ,  インピーダンス整合 ,  配線設計 ,  *遺伝的アルゴリズム ,  波形成形 ,  許容限界 ,  性能評価
準シソーラス用語： *多目的遺伝的アルゴリズム ,  Pareto最適解 ,  適合性評価 ,  動作マージン【回路】

分類 (2件)： 伝送線  (NC04030C) ,  プリント回路  (NA05040O)

引用文献 (12件)：

• 碓井有三. ボード設計者のための分布定数回路のすべて. 2000
• 直野典彦. 高速デジタルシステム設計法詳説. 2001
• TAGUCHI, M. High-speed, small-amplitude I/O interface circuit for memory bus application. IEICE Trans. Electoron., C. 1994, E77, 12, 1944-1950
• 安永守利. セグメント分割伝送線とその設計手法-VLSI実装基板のための高品質信号配線の提案-. 電子情報通信学会論文誌, D-I. 2005, J88, 5, 915-929
• KOIZUMI, Naoki. Variable Length Segmental-Transmission-Line and Its Parameter Optimization based on GA. IEEE, Proc. of CEC2005. 2005, 1576-1582

タイトルに関連する用語 (3件)： ディジタル ,  信号伝送 ,  高速バス