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J-GLOBAL ID：201102245305507493   整理番号：11A1828056

雑草の個体群動態予測モデルと耕地生態系の生物間相互作用:IWMからIPM, IBMへ

Weed population dynamics model combined with biological interaction in agro-ecosystems

著者 (1件)： 浅井元朗 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター)
資料名： 雑草研究  (Journal of Weed Science and Technology)
巻： 56  号： 3  ページ： 191-196 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： G0809B  ISSN： 0372-798X  CODEN： ZASKAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 総合的雑草管理(IWM)は除草剤以外の防除手段を組み込み,病害虫,雑草管理のIPMの考え方を雑草防除に適用している。畑作において除草剤の選択肢が少なく,その補完の意味でIWMの取り組みが求めらる。本稿では,これま取り組みが少ない生物間相互作用を織り込み雑草個体群動態モデルの研究の現状と展望を紹介した。同時に,雑草が持つ農地生態系における生物多様性維持機能にも着目した研究(IBM)が必要であると説く。

シソーラス用語： *生物相互作用 ,  栽培 ,  畑地 ,  生態系 ,  作付体系 ,  *雑草防除 ,  雑草 ,  農地 ,  *総合防除 ,  有害生物防除 ,  ライフサイクル ,  生態 ,  カラスムギ ,  動物行動 ,  コムギ ,  イタリアンライグラス ,  イチビ ,  モデル ,  生物多様性
準シソーラス用語： Abutilon theophrasti ,  Avena fatua ,  IBM【防除】 ,  IPM ,  IWM ,  Lolium multiflorum ,  Triticum aestivum ,  イネ科雑草 ,  ネズミムギ ,  バイオタイプ ,  個体群動態モデル ,  耕地 ,  栽培体系 ,  種子捕食 ,  除草剤抵抗性 ,  生活史 ,  生態モデル ,  生物学的要因 ,  生物間相互作用 ,  総合的雑草管理 ,  総合的生物多様性管理 ,  農業生態系 ,  農地生態系 ,  畑作 ,  有害生物管理

分類 (2件)： 植物の病虫害防除一般  (FC05010F) ,  雑草による植物被害  (FC04062J)

引用文献 (57件)：

• 浅井元朗2007.「麦畑に侵入するカラスムギ:出芽の不斉一性という生き残り戦略」,種生物学会編「農業と雑草の生態学—侵入植物から遺伝子組換え作物まで」,文一総合出版,東京,pp. 71-93.
• 浅井元朗2008.現場と基礎研究を繋ぐ畑作の雑草科学・技術への展望.東北の雑草8, 1-6.
• 浅井元朗・與語靖洋2005.関東・東海地域の麦作圃場におけるカラスムギ,ネズミムギの発生実態とその背景.雑草研究50, 73-81.
• 浅井元朗・與語靖洋2009.異なる耕起体系におけるトリフルラリン,クロロプロファム処理がカラスムギの出芽と生残に及ぼす影響.雑草研究54, 226-232.
• 浅井元朗・與語靖洋2010.各種コムギ作付体系がカラスムギの動態に及ぼす影響:ポット試験による評価.雑草研究55, 55-61.

タイトルに関連する用語 (9件)： 雑草 ,  個体群動態 ,  予測モデル ,  耕地 ,  生態系 ,  生物間相互作用 ,  IWM ,  IPM ,  IBM