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J-GLOBAL ID：201102246568522361   整理番号：11A1428228

北西太平洋沖合域におけるミンククジラ,イワシクジラ,ニタリクジラの餌選択

著者 (17件)： 村瀬弘人 (日鯨研) ,  田村力 (日鯨研) ,  磯田辰也 (日鯨研) ,  岡本亮介 (小笠原ホエールウォッチング協) ,  加藤秀弘 (東京海洋大) ,  米崎史郎 (遠洋水研) ,  渡邉光 (遠洋水研) ,  東条斉興 (マリノフォーラム21) ,  松倉隆一 (水工研) ,  宮下和士 (北大 フィールド科セ) ,  木和田広司 (日鯨研) ,  松岡耕二 (日鯨研) ,  西脇茂利 (日鯨研) ,  稲掛伝三 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  岡崎誠 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  岡村寛 (遠洋水研) ,  藤瀬良弘 (日鯨研)
資料名： 水産海洋研究  (Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography)
巻： 75  号： 3  ページ： 180-181  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： Y0112A  ISSN： 0916-1562  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2002-2007年の第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)において,海域の海洋環境を代表するような調査ブロックを設定し,そのブロック内で,鯨類胃内容物採集と鯨類餌生物調査を同時に実施した。餌生物の現存量調査は,カイアシ類を多段開閉式ネット・ノルパックネット,オキアミ類とカタクチイワシは計量魚探,サンマは表層トロールを用いて推定した。餌選択性の推定には単純な資源選択関数である選択比を用いた。イワシクジラはカイアシ類,ミンククジラは小型浮魚類,ニタリクジラはカタクチイワシに,それぞれ選択性が見られた。3鯨種の対象餌生物は重なり合うものの,種類によって餌選択性が異なることが判明し,3鯨種の生態的地位が異なることが示唆された。

シソーラス用語： *ヒゲクジラ類 ,  *選択性 ,  北西太平洋 ,  海域 ,  捕獲 ,  漁獲 ,  カイアシ類 ,  オキアミ類 ,  サンマ
準シソーラス用語： *イワシクジラ ,  カタクチイワシ ,  *ニタリクジラ ,  *ミンククジラ ,  胃内容物 ,  *餌料生物 ,  沖合 ,  海洋生態学 ,  試料採集 ,  生物調査

分類 (3件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  漁場・漁況  (FH03020R) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (5件)：

• HAUG, T. Diet and food availability for northeast Atlantic minke whales, Balaenoptera acutorostrata. Rep. Int. Whal. Commn. 1996, 46, 371-382
• MANLY, B. F. J. Analysis of a selective predation experiment. Am. Nat. 1972, 106, 719-736
• MURASE, H. Prey selection of common minke (Balaenoptera acutorostrata) and Bryde's (Balaenoptera edeni) whales in the western North Pacific in 2000 and 2001. Fish. Oceanogr. 2007, 16, 186-201
• UENO, Y. Design and operation methods of a mid-water trawl for quantitative sampling of a surface pelagic fish, Pacific saury (Cololabis saira). Fish. Res. 2004, 66, 3-17
• WIEBE, P. H. A multiple opening/closing net and environmental sensing system for sampling zooplankton. J. Mar. Res. 1976, 34, 313-326

タイトルに関連する用語 (6件)： 北西太平洋 ,  沖合 ,  ミンククジラ ,  イワシクジラ ,  ニタリクジラ ,  餌