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J-GLOBAL ID:201102247807071730   整理番号:11A1914350

膝,足関節固定術はラット遅筋線維ヒラメ筋のグルココルチコイドレセプターの発現を低下する

Casted-immobilization downregulates glucocorticoid receptor expression in rat slow-twitch soleus muscle
著者 (6件):
資料名:
巻: 89  号: 25-26  ページ: 962-967  発行年: 2011年12月19日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グルココルチコイドはグルココルチコイドレセプター(GR)に結合して,ユビキチンープロテアソーム経路で筋タンパクの異化を増加する。骨格筋のβ2-アドレナリンレセプター(β2-AR)の活性化が筋タンパク合成により筋肥厚化誘導あるいは蛋白分解を抑制することが示された。本研究の目的は筋廃用性萎縮,GR-β2及びAR発現間の相関性を調べることであった。ラットをギブス固定術(膝,足関節),筋肉廃用モデル,10日間に付した。急激に収縮する(長指伸筋:EDL)及びゆっくり収縮する(ひらめ筋:SOL)を分離し,それぞれ分析に供した。GRとβ2-ARの発現はリアルタイムRT-PCRとウェスタンブロッティングによって分析した。さらに細胞質のカテコールアミンとコルチコステロンはELISAによって分析した。その結果膝,足関節固定術によって誘発された筋萎縮は,EDL筋に比べSOL筋ではるかに大であった.他方GR mRNAとタンパクの発現は,SOL筋で減少したが EDL筋では減少しなかった.細胞質及び膜成分の多い画分でのβ2-ARタンパクの発現はどちらの筋肉でも関節固定術によって変わらなかったが,関節固定術はSOL筋のβ2-AR mRNAの表現を減少した。しかし,細胞質のカテコールアミンとコルチコステロン濃度は実験中関節固定術の影響を受けなかった。本研究の結果は,膝,足関節固定術により誘導された廃用筋が,遅筋のGR発現を低下することを示した。これらの結果は,筋廃用がβ2-AR遺伝子の転写や筋タンパクの発現などのグルココルチコイドシグナルを抑制することを示唆する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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運動器系の基礎医学  ,  細胞膜の受容体 
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