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J-GLOBAL ID：201102248192937622   整理番号：11A1754198

杭の引抜き抵抗 摩擦杭の引抜き抵抗に期待した超高層建物

著者 (2件)： 鈴木直子 (大林組 技研) ,  関崇夫 (大林組 技研)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 39  号： 11  ページ： 076-078  発行年： 2011年11月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本建物は,地上24階,地下なしの鉄筋コンクリート造の高層集合住宅で,建物基礎にパイルド・ラフト基礎を採用した。大地震時に,大きな変動軸力が発生し,建物の隅角部の基礎に,浮上がりが生じるため,非線形FEMを用いた基礎の耐震設計を行った。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で,本建物は,震度5強の揺れを生じたが,外装材の一部に軽微な亀裂が発生しただけで,他に損傷はなく,耐震性能が確認できた。本文は,摩擦杭の引抜き抵抗に期待した本建物に関して,基礎構造の計画と地震時鉛直荷重に対する検討内容を記した。

シソーラス用語： 杭基礎 ,  引抜抵抗 ,  大地震 ,  集合住宅 ,  べた基礎 ,  摩擦杭 ,  *超高層建築 ,  耐震性 ,  地震動 ,  *場所打ち杭 ,  応用プログラム ,  数値解析 ,  構造解析 ,  有限要素法 ,  地震荷重 ,  耐震設計 ,  鉛直荷重
準シソーラス用語： ABAQUS ,  *パイルドラフト基礎 ,  基礎構造 ,  高層集合住宅 ,  *場所打ちコンクリート杭 ,  地震時挙動 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  非線形FEM解析

分類 (1件)： 杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W)

引用文献 (5件)：

• 1)鈴木直子,関崇夫,茶谷文雄,佐俣紀一郎,田中耕太郎:高層建物を支持する杭長の異なる摩擦杭を利用したパイルド・ラフト基礎,基礎工,pp.79~81,2005.12.
• 2)鈴木直子,関崇夫,佐俣紀一郎,田中耕太郎:超高層建物を支持する表層改良と杭長の異なる摩擦杭を併用したパイルド・ラフト基礎,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.689~690,2007.8.
• 3)鈴木直子,関崇夫,茶谷文雄,佐俣紀一郎,田中耕太郎:地、震時変動軸力の大きな高層建物を支持するパイルド・ラフト基礎,日本建築学会技術報告集,pp.89~94,2009.2.
• 4)鈴木直子,関崇夫,茶谷文雄,田中耕太郎:変動軸力の大きな超高層建物を支持するパイルド・ラフト基礎の挙動予測,大林組技術研究所報,NO73,2009・12.
• 5)日本建築学会編,基礎構造設計指針,2001.

タイトルに関連する用語 (3件)： 摩擦 ,  期待 ,  超高層建物