文献

J-GLOBAL ID：201102248633676021   整理番号：11A1040087

切削屑を利用した遠心鋳造法のアルミニウムでの検証

Investigation of Novel Centrifugal Casting Method Using Machining Chips by Al System

著者 (6件)： 渡辺義見 (名古屋工業大学大学院工学研究科機能工学専攻) ,  田伏賢一 (名古屋工業大学大学院工学研究科機能工学専攻) ,  佐藤尚 (名古屋工業大学大学院工学研究科機能工学専攻) ,  伊藤智啓 (名古屋工業大学大学院工学研究科機能工学専攻) ,  大矢泰正 (名古屋工業大学大学院工学研究科機能工学専攻) ,  大矢泰正 (株式会社大矢鋳造所)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 75  号： 5  ページ： 320-326 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 遠心鋳造製品の製造では大量の切削屑が発生し,従来,これらの切削屑は再溶解してリサイクルしている。混合粉末を配置した金型を回転し,金型中へ母材金属の溶湯を注湯する遠心力混合粉末法を提案した。本研究では,切削屑を利用した遠心鋳造の可能性の調査を行った。Al切削屑を金型内に配置し,回転金型中にAl溶湯を注入する遠心鋳造を行った。金型を加熱しない場合,鋳造欠陥が生じていた。超音波スキャンにより未溶解の切削屑が見いだされ,これはAl-Si合金を用いた実験によっても可視化できた。金型の加熱により従来法と同等まで鋳造欠陥を低減できた。さらに,切削屑の投入により鋳造材の結晶粒が微細化されることを見いだした。

シソーラス用語： *遠心鋳造 ,  *リサイクル ,  資源再生 ,  廃棄物処理 ,  環境保全 ,  *アルミニウム ,  切り屑 ,  遠心力 ,  予熱 ,  金型 ,  鋳造欠陥 ,  性質 ,  流動性 ,  超音波検査 ,  結晶粒度 ,  結晶粒微細化 ,  金属組織 ,  凝固組織 ,  マクロ組織 ,  相対密度 ,  微小硬さ ,  省エネルギー技術 ,  湯流れ性 ,  *利用 ,  *再利用 ,  欠陥 ,  改変 ,  組織 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー ,  湯回り

分類 (2件)： 鋳造法,鋳込  (WC01030Q) ,  廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (14件)：

• 1) J. Akiyama: Casting, Forging & Heat-Treatment <b>41</b>(1988) 15-27.
• 2) K. Okumura: Mechanical Automation 30(1998) 24-27.
• 3) H. Otsuka, H. Tanahashi, T. Maruyama, M. Murakami and H. Yamada: Materia Japan 37(1998) 283-285.
• 4) T. Wakatsuki, H. Sato, Y. Watanabe and T. Maruyama: Tetsu to Hagane 92(2006) 562-566.
• 5) Y. Watanabe and H. Sato: Chemical Engineering 54(2009) 249-254.

タイトルに関連する用語 (4件)： 切削屑 ,  遠心鋳造法 ,  アルミニウム ,  検証