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J-GLOBAL ID:201102248877536736   整理番号:11A1194590

赤外線サーモグラフィによる非破壊試験・評価の動向 赤外線サーモグラフィによるコンクリート構造物の非破壊試験技術の最新動向

著者 (3件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 315-321  発行年: 2011年06月01日 
JST資料番号: G0027A  ISSN: 0367-5866  CODEN: HIHKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本文では,赤外線サーモグラフィーが,非破壊試験技術としてどのような分野で活用されているかを,建築構造物,土木構造物そしてこれに関連する規格・基準・指針の整備状況について記述した。適用事例は,何れの場合にも,調査対象物と比較物との温度差から判断するため,太陽の日射を利用したり,ガス等を吹きかけて熱ショックを与えて温度測定が行われている。事例として,木造における壁面内の断熱材調査,壁面からの冷気侵入調査,床暖房用の給湯管調査,冷気漏れ調査,保護アスファルト防水層の劣化調査,露出防水(ウレタン)の劣化調査,外壁タイル浮き調査,外壁モルタルの膨らみ調査を紹介した。赤外線サーモグラフィー法による土木構造物の検査は,非接触で簡便に熱画像を連続的に撮込み評価できることから,大規模な構造物に最適な方法である。この検査方法では,熱画像内に現れる健全部と欠陥部との有意な温度差が不可欠で,その熱源としては,日射や外気温の変化を利用した「パッシブ法」と人為的に加熱や冷却をする「アクティブ法」のいずれかがある。パッシブ法の事例では,吹き付けのり面,道路橋高欄部,道路トンネル,アスファルト舗装下の劣化診断,ヒートアイランド抑制効果の検証を示し,アクティブ法の事例では,舗装熱,電磁誘導加熱,セメントの水和熱を示した。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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非破壊試験  ,  コンクリート構造 
引用文献 (10件):
  • 佐藤紀男. 赤外線装置法による外壁タイルの調査診断実務. メインテナンス. 2004
  • 佐藤紀男. 赤外線による調査・診断技術の現状と今後の進め方. 1999
  • (社)日本コンクリート工学協会編. コンクリート構造物の診断のための非破壊試験方法研究委員会報告書. 2001, 120-121
  • (社)日本コンクリート工学協会編. コンクリート構造物の診断のための非破壊試験方法研究委員会報告書. 2001, 123
  • 本多宗隆. 名古屋空港赤外線カメラによるブリスタリング調査について. 第3回空港技術報告会資料, 2002. 2002, 86-96
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