α1,6-フコシルトランスフェラーゼ欠損マウスは分裂病様表現型と関連した多様な行動異常を示す  ドーパミンとセロトニン系間のバランスの重要性

FUKUDA Tomohiko; HASHIMOTO Hirokazu; OKAYASU Natsumi; KAMEYAMA Akihiko; ONOGI Hiroshi; NAKAGAWASAI Osamu; NAKAZAWA Takahiro; KUROSAWA Tomoyo; HAO Yan; ISAJI Tomoya; TADANO Takeshi; NARIMATSU Hisashi; TANIGUCHI Naoyuki; TANIGUCHI Naoyuki; GU Jianguo

文献

J-GLOBAL ID：201102248929068396 整理番号：11A1019546

α1,6-フコシルトランスフェラーゼ欠損マウスは分裂病様表現型と関連した多様な行動異常を示すドーパミンとセロトニン系間のバランスの重要性

α1,6-Fucosyltransferase-deficient Mice Exhibit Multiple Behavioral Abnormalities Associated with a Schizophrenia-like Phenotype IMPORTANCE OF THE BALANCE BETWEEN THE DOPAMINE AND SEROTONIN SYSTEMS

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資料名：
巻： 286 号： 21 ページ： 18434-18443 発行年： 2011年05月27日
JST資料番号： E0038A ISSN： 0021-9258 CODEN： JBCHA3 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

著者等は既に,α1,6-フコシルトランスフェラーゼ(FUT8)欠損(FUT8-/-)マウスを用いて,それぞれTGF-β1とEGF受容体の調節不全のためと異常なインテグリン活性化のために,肺の気腫様変化および重度の成長遅延を示すことを報告した。ここでは,FUT8が高度に発現される脳組織におけるα1,6-フコシル化の役割を研究するために,神経学的と行動学的試験の組合せを用いてFUT8-/-マウスを試験し,FUT8-/-マウスが分裂病様表現型と一致した多様な行動異常を示すことを報告した。多くの文献を引用して,関連する報告と本研究の関係を説明した。また,図を用いて研究結果を分かりやすく報告した。この論文はα1,6-フコシル化が脳で重要な役割を演ずること,およびそれが分裂病様行動に関連があるかもしれないことを明らかにした最初の報告である。

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細胞生理一般 , 神経の基礎医学

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α1,6-フコシルトランスフェラーゼ欠損マウスは分裂病様表現型と関連した多様な行動異常を示す ドーパミンとセロトニン系間のバランスの重要性

α1,6-フコシルトランスフェラーゼ欠損マウスは分裂病様表現型と関連した多様な行動異常を示すドーパミンとセロトニン系間のバランスの重要性