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J-GLOBAL ID：201102250802007694   整理番号：11A0763614

アミノアシルtRNAシンテターゼパラログによる非リボソーム合成のための構造的基礎

Structural basis for nonribosomal peptide synthesis by an aminoacyl-tRNA synthetase paralog

著者 (6件)： BONNEFOND Luc (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ARAI Taiga (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAKAGUCHI Yuriko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Tsutomu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISHITANI Ryuichiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NUREKI Osamu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 10  ページ： 3912-3917  発行年： 2011年03月08日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,シクロジペプチド合成酵素(CDPS)がアミノアシルtRNAを基質として幾つかのシクロジペプチドを産生することが示された。Mycobacterium tuberculosis CDPS,Rv2275はクラスIcアミノアシルtRNAシンテターゼ(aaRS)と類似した構造とオリゴマー状態をとり,アミノアシル酵素中間体形成を介してシクロジチロシンを産生する。ここで,Bacillus licheniformis CDPS YvmC-Blicのアポ構造体と基質類似物複合体の結晶構造を1.7-2.4Å分解能で報告する。YvmC-Blic構造もIcクラスaaRS触媒領域との類似性を示した。生化学的分析でYvmC-BlicはtRNAと結合し単量体として活性であった。また,アミノアシル酵素反応中間体の存在を検出することができたが,Rv2275で仮定されたジペプチドtRNA中間体ではなかった。これらの結果,全てのCDPS酵素は共通のaaRS様構造をとり,酵素結合中間体の形成が関与する酵素反応機構を共有することが示唆される。

シソーラス用語： *アミノアシルtRNAシンテターゼ ,  X線構造解析 ,  Bacillus licheniformis ,  ペプチド合成 ,  窒素複素環化合物 ,  活性部位 ,  部位特異的変異誘発 ,  結合 ,  二次構造 ,  結核菌 ,  合成中間体 ,  *基質 ,  質量分析 ,  tRNA ,  水素結合 ,  酵素基質複合体 ,  *立体配座 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  分枝鎖アミノ酸
準シソーラス用語： Mycobacterium tuberculosis ,  ジケトピペラジン類 ,  リガンド結合 ,  ロイシルtRNA ,  *酵素基質 ,  触媒領域 ,  生合成中間体

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (2件)： プルチェリミン ,  ロイシン

タイトルに関連する用語 (4件)： アミノアシルtRNAシンテターゼ ,  パラログ ,  リボソーム ,  基礎