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J-GLOBAL ID：201102251137932949   整理番号：11A1236479

多結晶鉄合金における超弾性効果

Superelastic Effect in Polycrystalline Ferrous Alloys

著者 (8件)： OMORI T. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ANDO K. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  OKANO M. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  XU X. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TANAKA Y. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  OHNUMA I. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KAINUMA R. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ISHIDA K. (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Science  (Science)
巻： 333  号： 6038  ページ： 68-71  発行年： 2011年07月01日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々な熱処理を行ったFe_43.5Mn₃₄Al₁₅Ni_7.5合金の磁化の温度依存性を0.05Tの磁場で測定した。Neel温度以下ではマルテンサイト相は反磁性になった。すなわち,40°C以下で起きるマルテンサイト変態は強磁性から反磁性状態である。この合金の延性と超弾性を調べるため種々な温度での引張試験を行った。この合金はNi-Tiなどの合金に比較して超弾性応力の温度依存性は小さかった。CALPHAD法を用いて熱力学的見地から温度によって変化する超弾性を検討した。超弾性応力の温度依存性が低いのはGibbsエネルギーへの磁気的寄与によってもたらされた変態エントロピーが低いためであった。この合金のある組成では-196~240°Cの範囲にわたって超弾性応力は0.53MPa/°Cしか変化しなかった。このためこの合金は制震材料などへの適用範囲が広く,またTi-Ni合金に比べて低価格に製造できる利点がある。

シソーラス用語： *鉄合金 ,  *超弾性 ,  形状記憶合金 ,  大変形 ,  マンガン含有合金 ,  ニッケル含有合金 ,  多結晶 ,  磁化 ,  温度依存性 ,  Gibbs自由エネルギー ,  応力 ,  エントロピー ,  反磁性 ,  強磁性 ,  延性 ,  制振構造 ,  防振合金
準シソーラス用語： 超弾性合金

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 多結晶 ,  鉄合金 ,  弾性効果