抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アメリカの著名なランドスケープ・プランナーであるアン・スパーン女史は,ランドスケープ・リテラシー(土地環境の特徴,その成り立ちを読み解く力)の必要性を強調している。ランドスケープ・リテラシーの欠如は,環境問題の悪化を招き,健全で安全な市民生活を脅かすことに繋がると述べている。東日本大震災による津波等の被害もランドスケープ・リテラシーの欠如によるところが大きい。これまでもランドスケープ・リテラシーを土地利用計画に展開する試みがなされてきた。自然立地的土地利用計画がそれである。また環境共生型都市整備を実現するにはランドスケープを理解する視座が欠かせない。都市の縮退においても土地管理の視点と農に対する意識の変化に対応する必要がある。人口減少時代に入っては都市の緑地計画,緑化計画は量から質への転換が重要である。例えば緑被率とヒートアイランド緩和の間には相関がみられないことがわかった。すなわち,単に緑地を増やすのではなく,適切な場所に緑化する必要があることを示している。