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J-GLOBAL ID：201102254589234199   整理番号：11A1315551

鳴禽類は構文規則を識別する自発的な能力を有する

Songbirds possess the spontaneous ability to discriminate syntactic rules

著者 (3件)： ABE Kentaro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ABE Kentaro (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  WATANABE Dai (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 14  号： 8  ページ： 1067-1074  発行年： 2011年08月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 言語知覚の計算体系が人間の特殊能力かどうかが討議されている。鳥のさえずりは人間のスピーチと多くの特徴を共有するが,鳴禽が聴覚情報を処理するのに人間と同様の計算能力を有するかどうか不明である本研究では,聴覚刺激の自発的な弁別を分析し,ジュウシマツが歌を識別するために音節を構文的に情報処理できることを見つけた。さらに,ジュウシマツは,合成された音節系列から人工文法規則をみつけ,それによって新しい聴覚情報を識別した。特定の脳地域がそのような弁別に関係し,この能力は出生後に様々な同種の鳥たちの歌に遭遇することで獲得されていた。したがって,鳴禽が人間同様に階層的構造を処理する能力を自然に獲得することがわかった。

シソーラス用語： *構文分析 ,  音節 ,  *学習 ,  脳 ,  *発声 ,  *さえずり ,  ジュウシマツ ,  スズメ目
準シソーラス用語： スズメ類 ,  anterior nidopallium ,  鳴禽類

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 鳴禽類 ,  構文 ,  規則 ,  識別 ,  能力