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J-GLOBAL ID：201102255016860369   整理番号：11A0398720

植物の生活史に着目した合理的な堤防植生管理-チガヤ優占堤防の実現に向けた取り組み-

著者 (2件)： 吉田勢 (河川環境管理財団 河川環境総合研) ,  竹内清文 (河川環境管理財団 河川環境総合研)
資料名： 河川環境総合研究所報告
号： 16  ページ： 116-129  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： J1198A  ISSN： 1344-2910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 植物の生活史を考慮した除草による合理的な堤防植生管理として,高崎国道事務所所管の烏川・神流川におけるチガヤ優占種堤防の取り組み事例を紹介する。現地堤防の主要植生は,シバ,チガヤ,外来牧草であった。シバ等と比べて,チガヤは少ない除草回数で成立する植生では最も有効と考えられた。除草時期は,ネズミホソムギの種子生産抑制のために5月,ネズミホソムギの芽生えの被陰(光合成の阻害)のために8月,の年2回とし,実管理レベルで検証し,一つの堤防植生管理のあり方を確立することができた。

シソーラス用語： *河川堤防 ,  植生 ,  管理 ,  イネ科 ,  河川 ,  *自然保護
準シソーラス用語： チガヤ ,  烏川 ,  河川管理 ,  *植生管理 ,  神流川

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (8件)：

• 建設省土木研究所 (1997) 洪水流を受けた時の多自然型河岸防御工・粘性土・植生の挙動. 土木研究所資料3489: pp. 97-214。
• 北川 明, 宇多高明, 福岡捷二, 藤田光一, 竹本典道, 服部 敦 (1995) 植生によって被覆した越流堤耐侵食性に関する現地実験. 土木技術資料37(6): pp. 20-25.
• 佐々木寧・戸谷英雄・石橋祥宏・伊坂 充・平田真二 (2000) 堤防植生の特性と堤防植生管理計画. 河川環境総合研究所報告資料6: pp. 69-105.
• 佐々木寧・王 青躍・佐橋紀男 (2006) 河川植, 生由来の花粉症発症メカニズムの解明と花粉抑制管理手法の開発. 平成18年度河川整備基金助成事業報告書 (河川環境管理財団)
• 竹内清文・柳沼昌浩・平田真二・宇根大介 (2008) 堤防植生管理における植生の計画的移行. 河川環境総合研究所報告資料14: pp. 96-104.

タイトルに関連する用語 (6件)： 植物 ,  生活史 ,  着目 ,  堤防 ,  植生管理 ,  チガヤ