文献

J-GLOBAL ID：201102256898054521   整理番号：11A0104756

4次形式のエネルギー関数に基づく組み合わせ最適化問題解探査法-より大規模な問題への適用を目指して-

Solving Method of Combinatorial Optimization Problems Based on Quartic Form Energy Function for Larger Problems

著者 (4件)： 曽田尚宏 (東北大 電通研) ,  早川吉弘 (仙台高専) ,  佐藤茂雄 (東北大 電通研) ,  中島康治 (東北大 電通研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 299(NLP2010 99-110)  ページ： 11-16  発行年： 2010年11月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 巡回セールスマン問題(TSP)や2次割り当て問題(QAP)の解探査のために,我々は高次シナプス結合を持つ逆関数遅延ネットワーク(HC-IDネットワーク)を提案している。HC-IDネットワークのエネルギー関数は4次形式であり,このエネルギー関数を用いることで最適解状態とそれ以外の状態の平衡点が分離される。これによりHC-IDネットワークは最適解状態以外の状態を不安定化することができ,最適解のみを得ることができる。しかしながら,HC-IDネットワークは高次結合をシミュレートするのに時間がかかるため,シミュレーションではより実用的なサイズの問題を解くことができなかった。そこで本報告では,IDモデルの極限モデルの考え方を導入することでHC-IDネットワークを単純化し,より大きなサイズの問題を解くことを目指す。(著者抄録)

シソーラス用語： *組合せ最適化問題 ,  エネルギー ,  *ニューラルネットワーク ,  シナプス ,  巡回セールスマン問題 ,  ニューロン ,  ヒステリシス ,  割当問題
準シソーラス用語： エネルギー関数 ,  *ニューラルネットワークモデル ,  二次割当問題

分類 (1件)： 数値計算  (JE02000J)

引用文献 (6件)：

• HOPFIELD, J. J. "neural" computation of decisions in optimal problems. Biol. Cybern. 1985, 52, 141-152
• 佐藤朱里. Inverse function delayed モデルによる組合せ最適化問題正解率のパラメータ依存性. 電子情報通信学会論文誌, A. 2006, J89-A, 11, 960-972
• SOTA, T. The quartic form energy function for general combinatorial optimization problems. Proc. NOLTA'09. 2009, 527-530
• SOTA, T. Discrete higher order inverse function delayed network. Proc. NOLTA'10. 2010, 615-618
• MATSUDA, S. "optimal" neural representation of higher order for traveling salesman problems. Electronics and Communications in Japan, Part 2. 2002, 85, 9, 32-42

タイトルに関連する用語 (7件)： 形式 ,  エネルギー関数 ,  組み合わせ最適化問題 ,  解 ,  探査 ,  大規模 ,  問題