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J-GLOBAL ID:201102257648253444   整理番号:11A1752821

「はやぶさ」宇宙探査機再突入の近紫外及び可視分光分析

Near-Ultraviolet and Visible Spectroscopy of HAYABUSA Spacecraft Re-Entry
著者 (9件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 1011-1021  発行年: 2011年10月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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「はやぶさ」は今までに月以外の天体に着陸し離陸した初めての宇宙探査機である。様々な技術的障害を克服すると同時に小惑星サンプルを地球に持ち帰るミッションは計画された大気圏再突入と共に2010年6月13日に終わった。サンプルリターンカプセルを安全に達成するために,「はやぶさ」宇宙探査機は7年の長い行程をオーストラリアの砂漠上の光り輝く「人工火球」で終えた。3~20Åの分解能で3000Åと7500Åの間の近紫外及び可視波長の分光観測を行った。探査機から中性Fe,中性Mg,中性Na,中性Al,中性Cr,中性Mn,中性Ni,中性Ti,中性Li,中性Zn,中性O,及び中性Nなどの約100の原子線を確認した。中性Cu,中性Mo,中性Xe,及び中性Hgなどのエキゾチック原子も検出した。約55kmの高度での強い中性Li線(6708Å)は搭載リチウムイオン電池から生じた。約63kmの高度でのFeO分子バンドは恐らく探査機の後流で形成された。原子線から決定された有効励起温度は4500Kから6000Kまで変動した。探査機爆発後に観測された中性Feの個数密度は中性Mgより更に10倍ほど大きかった。3000~4000Åの近紫外領域において,衝撃波層からのN2+(1-)バンドとサンプルリターンカプセルの熱遮断シールドからのCN紫外バンドが支配的な分子バンドであった。OH(A-X)バンドが恐らく2092Å周辺に存在する。「はやぶさ」宇宙探査機からの強い衝撃波層が93kmと83kmの間の高度で急速に形成されたことを約13000Kの振動温度を有するN2+(1)バンドの検出で確認した。約42kmの高度でのカプセルの灰色体温度の推定値は理論予想と一致する約2437Kであった。この分光分析を通じて「はやぶさ」宇宙探査機とそのサンプルリターンカプセルの最終メッセージを議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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流星,すい星,いん石 
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