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J-GLOBAL ID：201102259154313943   整理番号：11A1240802

離散変量と連続変量が混在する異常検出問題における母数が未知のときの検出力

Power Properties in the Detection Problem of Abnormal Items When There Exist Both Categorical and Continuous Variables and Parameters Are Estimated

著者 (2件)： 飯田孝久 (慶応大 理工) ,  篠崎信雄 (慶応大 理工)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 41  号： 3  ページ： 382-391  発行年： 2011年07月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 異常検出とは,個体についての観測値を基に,その個体が正常状態から乖離しているか否かを判断するものである。本稿では,離散変量が混在する異常検出問題で,ロケーションモデルを仮定したときの異常検出法について,期待誤報率の挙動の議論も交えて,主に検出力の観点から,その性質を比較検討した。まず,離散変量と連続変量が混在するときの異常検出問題の確率モデルと異常検出法に関する議論について整理して述べた。次に,提案されている異常検出法の検出力(異常と正しく判定する確率)について議論した。はじめに離散変量の分布のみが変化した場合の検出力について議論した上で,連続変量の分布も変化した場合について論じた。最後に,2値変量の場合について数値計算により求めた検出力について比較検討し,推奨する手法を示した。

シソーラス用語： 仮説検定 ,  離散系 ,  連続系 ,  推定量 ,  統計的推定 ,  *尤度比検定 ,  田口メソッド ,  多変量解析 ,  *品質工学 ,  期待値 ,  誤り率 ,  *異常検出 ,  MTS法
準シソーラス用語： Mahalanobis-Taguchi システム

分類 (1件)： 統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (16件)：

• ALT, F. B. Multivariate quality control. Encyclopedia of Statistical Science. 1985, 6, 110-122
• CHAMP, C. W. Properties of the T^2 control chart when parameters are estimated. Technometrics. 2005, 47, 437-445
• DAS GUPTA, S. Power of the noncentral F-test : Effect of additional variates on Hotelling's T^2-test. J. Amer. Statist. Assoc. 1974, 69, 345, 174-180
• 飯田孝久. 2値変量が混在する場合のマハラノビス距離による異常検出. 応用統計学. 2008, 37, 2, 55-76
• 飯田孝久. 離散変量と連続変量が混在する場合の尤度比検定法による異常検出. 品質. 2009, 39, 3, 102-111

タイトルに関連する用語 (2件)： 変量 ,  異常検出