ズボンの着脱動作の分析と修正方法の検討-脳性マヒの子どもと二分脊椎の子どもの事例研究-

雙田珠己; 富原早都実; 鳴海多恵子

文献

J-GLOBAL ID：201102259447846091 整理番号：11A0183965

ズボンの着脱動作の分析と修正方法の検討-脳性マヒの子どもと二分脊椎の子どもの事例研究-

An Analysis of the Dressing and Undressing of Pants and an Examination of Adapted Clothing-Case Studies of a Child with Cerebral Palsy and a Child with Spina Bifida-

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号： 59 ページ： 75-83 発行年： 2010年12月03日
JST資料番号： F0805A ISSN： 0454-6148 CODEN： KDDSAW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

運動機能に障害がある人にとって着脱しやすく,デザイン的にも満足できるジーンズのデザインを検討し,既製ジーンズを再構成して修正衣服を作製し,修正効果を検討した。リハビリ医療の専門家から助言を受けながら,2事例について障害の状態に合わせた修正ジーンズを作製し,着用テストを行なった。被験者が所有するスウェットパンツと同じ速さで,修正ジーンズをはくことができ修正効果が認められた。留め具などを工夫し,生地の硬さを考慮すれば,前開きのズボンをはくことが可能であることも確認できた。下腿部に開口部を作る修正により,装具をつけたまま着衣することが可能となり,着衣時間が1分短縮したことから,修正効果が確認された。修正ジーンズのデザインは,被験者の希望を重視し,既製ジーンズのイメージを損なわないように修正したために満足度が高かった。

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