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J-GLOBAL ID：201102260642092024   整理番号：11A0494368

いもち病高度圃場抵抗性と極良食味特性を併せ持つ水稲新品種「中部125号」の育成

Breeding of A New Rice Variety ′′Chubu 125′′ with High Field Resistance for Blast and Excellent Eating Quality

著者 (12件)： 坂紀邦 (愛知県農業総合試) ,  福岡修一 (農業生物資源研) ,  寺島竹彦 (愛知県農業総合試) ,  工藤悟 (愛知県農業総合試) ,  城田雅毅 (愛知県農業総合試) ,  安東郁男 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  杉浦和彦 (愛知県農業総合試) ,  佐藤宏之 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  前田英郎 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  遠藤征馬 (愛知県農業総合試) ,  加藤博美 ,  井上正勝
資料名： 愛知県農業総合試験場研究報告  (Research Bulletin of the Aichi Agricultural Research Center)
号： 42  ページ： 171-183  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： Z0600B  ISSN： 0388-7995  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「中部125号」は,2009年に愛知県農業総合試験場山間農業研究所(愛知山間:農林水産省水稲育種指定試験),独立行政法人農業生物資源研究所(生物研)及び農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所(作物研)が育成した水稲品種である。2001年,愛知山間において陸稲「戦捷」由来のいもち病圃場抵抗性遺伝子pi21を持つ「稲系IL946」を母本とし,「コシヒカリ」を父本として人工交配し,更に「コシヒカリ」を戻し交配した後代から遺伝子情報を有効に活用したゲノム育種法を用いて選抜・育成した。2003年に圃場でB₁F₁を養成し,DNAマーカーを用いてpi21遺伝子を持つ個体を選抜した。2004年にB₁F₂世代,6000個体についてDNAマーカー選抜による大規模選抜を実施し,pi21遺伝子の近傍にある食味不良遺伝子との連鎖を打破した「中部125号」を選抜した。本種は,早生種で草型は中間型である。収量は「チヨニシキ」と同等である。玄米の外観品質は良好で,食味は極良好である。陸稲「戦捷」由来のいもち病圃場抵抗性遺伝子pi21を持ち,いもち病圃場抵抗性に優れる。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  新品種 ,  いもち病 ,  耐病性
準シソーラス用語： 圃場抵抗性 ,  食味品質

分類 (1件)： 稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (6件)： いもち病 ,  高度 ,  圃場抵抗性 ,  良食味 ,  水稲 ,  新品種