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J-GLOBAL ID：201102261479534398   整理番号：11A0992023

単眼カメラを用いた視線推定のための三次元眼球モデルの自動キャリブレーション

著者 (4件)： 山添大丈 (ATR知能ロボティクス研) ,  内海章 (ATR知能ロボティクス研) ,  米澤朋子 (ATR知能ロボティクス研) ,  安部伸治 (ATR知能ロボティクス研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J94-D  号： 6  ページ： 998-1006  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の視線推定手法のもつ制約を緩和した単眼カメラによる視線推定手法を提案する。これまでに多くの視線推定手法が提案されているが,キャリブレーションが必要,計測範囲が狭いなどの問題があり,その応用範囲はHCIにおける視線計測や視線を用いたインタフェースなどに限られてきた。提案手法では,虹彩と白目のアピアランスをもった三次元眼球モデルを用い,バンドル調整法のように複数フレームにおける観測画像とモデル投影画像の間の投影誤差が最小とすることにより,眼球モデルパラメータを推定する。従来の視線推定手法とは異なり,ユーザが決まった参照点を注視するといった特殊なキャリブレーション動作が必要ない。そのためユーザに視線推定を意識させることなく,自動的にキャリブレーション処理が完了できる。視線推定においても同様に,投影誤差を最小化することにより,視線方向を推定する。実験により,解像度QVGA(320×240)の画像で,約6度の推定精度が得られることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： カメラ ,  視線 ,  眼診断 ,  眼球 ,  モデル ,  *キャリブレーション ,  虹彩 ,  *自動化 ,  パラメータ ,  *眼球運動 ,  *三次元モデル ,  *単眼カメラ ,  *改変
準シソーラス用語： *3Dモデル ,  *モデルパラメータ ,  *視線測定

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (20件)：

• M. Wedel and R. Pieters,“Eye fixations on advertisements and memory for brands: A model and findings,” Marketing Science, vol.19, no.4, pp. 297-312, 2000.
• K. Rayner, C. M. Rotelloa, A. J. Stewartb, J. Keira, and S. A. Duffy,“Integrating text and pictorial information: Eye movements when looking at print advertisements,” J. Experiment. Psych. Appl., vol.7, no.3, pp. 219-226, 2001.
• A. Kendon,“Some functions of gaze-direction in social interaction,” Acta Psychologica, vol.26, pp. 22-63, 1967.
• A. T. Duchowski, Eye tracking methodology, Springer, 2007.
• J. G. Wang, E. Sung, and R. Venkateswarlu,“Estimating the eye gaze from one eye,” Comput. Vis. Image Understand., vol.98, no.1, pp. 83-103, 2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： 単眼カメラ ,  視線推定 ,  眼球 ,  モデル ,  自動キャリブレーション