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J-GLOBAL ID:201102261864463515   整理番号:11A1433565

ラット発がん物質3-クロロ-4-(ジクロロメチル)-5-ヒドロキシ-2(5H)-フラノン(MX)によるヒトリンパ芽球TK6細胞におけるTK突然変異の誘導

Induction of TK mutations in human lymphoblastoid TK6 cells by the rat carcinogen 3-chloro-4-(dichloromethyl)-5-hydroxy-2(5H)-furanone (MX)
著者 (6件):
資料名:
巻: 725  号: 1-2  ページ: 43-49  発行年: 2011年10月09日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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飲料水の塩素消毒副産物である3-クロロ-4-(ジクロロメチル)-5-ヒドロキシ-2(5H)-フラノン(MX)はラットにおいて発がん性であり,in vitroで哺乳動物細胞において遺伝毒性である。本研究ではヒトリンパ芽球TK6細胞におけるMXの遺伝毒性機構をコメットアッセイ,微小核(MN)テストおよびチミジンキナーゼ(TK)遺伝子-突然変異アッセイを用いて研究した。MXは微小核とTX突然変異において濃度依存的増加を誘導した。MNテストとTK遺伝子-突然変異アッセイでの最低有効濃度はそれぞれ37.5μMと25μMであった。コメットアッセイにおいてはわずかなしかし統計的には有意でない増加が濃度幅25-62.5μMのMXにより誘導されたDNA損傷レベルにおいて観察された。TK変異体の分子分析から,MXが第一義的に点突然変異かまたは他の小さな遺伝子内突然変異を誘発する(61%)一方,残るTK変異体(32%)のほとんどはTK遺伝子座の大きな欠損であり,それが半接合体型のヘテロ接合性消失(LOH)突然変異を引き起こすことを明らかにした。これらの観察は点突然変異を誘導すること以外にMXはヒト細胞においてTK遺伝子座でのLOHを発生させ,その結果としてがん抑制遺伝子のLOHによる不活性化を引き起こす可能性があると示唆した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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