文献

J-GLOBAL ID：201102261957587397   整理番号：11A1121811

ナンキョクオキアミ(Euphausia superba)由来の低フッ化物レベルを有する蛋白質の抽出およびそれらの組成解析

Extraction of Proteins with Low Fluoride Level from Antarctic Krill (Euphausia superba) and Their Composition Analysis

著者 (5件)： WANG Lingzhao (Ocean Univ. China, Qingdao, CHN) ,  WANG Lingzhao (Huaihai Inst. Technol., Lianyungang, CHN) ,  XUE Changhu (Ocean Univ. China, Qingdao, CHN) ,  WANG Yuming (Ocean Univ. China, Qingdao, CHN) ,  YANG Bao (South China Botanical Garden, Chinese Acad. Sci., Guangzhou, CHN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 59  号： 11  ページ： 6108-6112  発行年： 2011年06月08日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抽出した蛋白質中のフッ化物濃度の減少を目的として,ナンキョクオキアミ由来の低フッ化物レベルを有する蛋白質(LFP)の抽出法について検討した。試料から蛋白質の可溶化は2段階により実施した。pHの上昇に従って蛋白質の可溶化率が上昇したが,同時にフッ化物の可溶化率も上昇した。蛋白質沈殿の最適pH値は,4.6であった。洗浄前の蛋白質沈殿物中のフッ化物の含量は106.62mg/kg(乾燥重量)であったが,2段階の洗浄により9.86mg/kg(乾燥重量)まで減少できた。LFPは66.96%(乾燥重量)の粗蛋白質と33.01%(乾燥重量)の総脂質を含んでいた。またLFPはFAO/WHO/UNUが要求に対応する9種類の必須アミノ酸をすべて十分に含んでいた。LFPについては,さらに酸化安定性と生物学的利用性を調べる必要がある。

シソーラス用語： オキアミ類 ,  *フッ化物 ,  *動物タンパク質 ,  可溶化 ,  *除去 ,  不純物 ,  pH依存性 ,  必須アミノ酸 ,  食品加工 ,  精製
準シソーラス用語： Euphausia superba ,  ナンキョクオキアミ ,  *不純物除去

分類 (3件)： 動物の生化学  (EJ01050P) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  食品製造・加工・保蔵法一般  (FJ03010M)

タイトルに関連する用語 (5件)： ナンキョクオキアミ ,  フッ化物 ,  蛋白質 ,  組成 ,  解析