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J-GLOBAL ID：201102262550621341   整理番号：11A1623156

無排土場所打ち杭工法-エコサイトパイル工法-

No-Soil-Discharge Cast-in-Place Concrete Pile Method-Eco Site Pile Method-

著者 (8件)： 田中俊平 (鹿島建設 鹿島技研) ,  依田和久 (鹿島建設 鹿島技研) ,  新谷彰 (鹿島建設 鹿島技研) ,  下村修一 (鹿島建設 鹿島技研) ,  石井貞美 (鹿島建設) ,  鈴木基晴 (鹿島建設) ,  伊丹操 (鹿島建設) ,  亀山健一 (鹿島建設)
資料名： 鹿島技術研究所年報  (Annual Report. Kajima Technical Research Institute, Kajima Corporation)
巻： 59  ページ： 161-166  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： F0127A  ISSN： 0918-015X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エコサイトパイル工法は,特殊掘削ツールによって掘削排出土を地表にほとんど排出することなく地盤に孔を空けて杭を造成する無排土型場所打ちコンクリート杭工法である。一般の場所打ちコンクリート杭工法で使用されている孔壁安定液をエコサイトパイル工法では使用しない。特殊掘削ツールで無排土掘削し,先端部からコンクリートを加圧注入しながら特殊掘削ツールを引上げ,打込まれたコンクリート中に鉄筋かごを地表から挿入する新しい施工手順の場所打ちコンクリート杭工法である。無排土型場所打ちコンクリート杭工法はドイツなどで実用されていたが,日本での実用には日本の地盤条件に適合した工法であることを証明する必要がある。これまでに6サイトで試験施工を行い,掘出した14本の試験杭で形状,寸法,コンクリートの圧縮強度を確認し4本の試験杭については載荷試験を実施した。その結果,コンクリート打設管理法などを新たに付加したエコサイトパイル工法は高品質な杭体を確実に構築できること,既往の場所打ち杭よりも大きな鉛直支持力を期待できることを確認できたので,(財)日本建築センターの基礎性能評定を取得した。(著者抄録)

シソーラス用語： *捨土 ,  *場所打ち杭 ,  *建設工法 ,  許認可 ,  品質基準 ,  地盤支持力 ,  産業廃棄物 ,  環境保全 ,  掘削器具 ,  掘削液 ,  コンクリート打ち ,  鉄筋 ,  *建設工事 ,  圧縮強さ ,  平板載荷試験 ,  組立鉄筋 ,  *試験施工 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： *エコサイトパイル工法

分類 (1件)： 杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W)

引用文献 (11件)：

• 1) 新谷彰, 依田和久, 田中俊平, 下村修一;貫入抵抗を考慮した コンクリートを用いた試験杭の施工, コンクリート工学論文集, Vol.30-2, (2008), pp.271-276.
• 2) 田中俊平, 石井貞美, 新谷彰, 下村修一, 大坪順一郎, Erwin Stötzer, 深美吉治;無排土型場所打ち杭の開発 その1:工法概要, 第43回地盤工学研究発表会, (2008), pp.1301-1302.
• 3) 下村修一, 田中俊平, 亀山健一, 伊丹操, 松本修治, Franz Werner Gerressen;無排土型場所打ち杭の開発 その2:地盤挙動, 第43回地盤工学研究発表会, (2008), pp.1299-1300.
• 4) 下村修一, 田中俊平, 石井貞美, 高橋敬, 伊丹操, 亀山健一, 福岡篤信, 大坪順一郎, 松本修治;無排土型場所打ち杭の開発 その3:支持層確認, 第44回地盤工学研究発表会, (2009), pp.609-610.
• 5) 田中俊平, 石井貞美, 新谷彰, 下村修一, 大坪順一郎, Erwin Stötzer, 深美吉治;無排土型場所打ち杭の現場実験 その1: 工法概要と杭体品質, 日本建築学会大会学術講演梗概集, B-1, (2008), pp.581-582.

タイトルに関連する用語 (3件)： 排土 ,  場所打ち杭 ,  工法