抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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転がり軸受の揺動運動においては,転動体は軌道面の特定範囲でしか接触しないため,接触域の両端でフレッチングを生じやすく,フレッチングを防止するには,潤滑剤や添加剤で対策を取っていた。しかし,小径玉軸受の揺動実験を行うと転動体が公転する現象が見られることがあり,その軸受ではフレッチングは発生していなかった。そこで本研究では,転動体の公転によってフレッチングを防止できると考え,揺動運動における転動体公転挙動観察と公転の促進方法について実験的な解析を行った。その結果,次の2点が明らかとなった。(1)左右の揺動速度に変化を与えると転動体公転が起こりやすい。(2)転動体の公転方向は,転動体と軌道面の摩擦状態で変化する。(著者抄録)