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J-GLOBAL ID:201102264441017801   整理番号:11A1243012

草地の新しい植生調査法(6)ガンマ分布に基づく草量の簡易推定法

著者 (2件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 847-849  発行年: 2011年08月01日 
JST資料番号: G0644A  ISSN: 0009-3874  CODEN: CKNKAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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現在までの草地植生の地上部現存量(草量)の把握は,予備調査が必要であったり,労力と時間が多く掛かるので,これらを減らす草量推定法がいろいろ考案されている。Shiyomiは,草量の頻度分布が,ガンマ分布に従うことを利用して,目視による草量推定法を提案した。Shiyomi法の概要は次の通り。1)対象草地に基準草量(c1とc2)を測定する場所を設定する。2)任意の数n個の枠を設置し,枠内の草量がc1とc2より多いか少ないか目視で判断する。3)2つの基準草量を刈り取りにより測定する。4)n1をc1より草量が少ない枠の数,n2をc1より草量が草量が多くc2より草量が少ない枠の数,n3を草量がc2より多い枠の数とする。5)ここで,n=n1+n2+n3とする。取得したn1,n2,n3をShiyomiが提案した式に代入して,平均草量を求める。Shiyomi法の難点は,目視による草量判定の難しさである。筆者の改良法1の概要は次の通り。1)対象草地にn個の枠を設置し,ライジングプレートメーターなどの非破壊的草量測定器で,各枠内の草量を測定する。2)n個の測定草量値から,基準草量c1とc2をn1≒n2≒n3となるように決める。かくして求めた値をShiyomiの式に代入して,平均草量を求める。筆者の改良法2の概要は次の通り。1)草地に基準草量C1を設定する。2)任意の数の枠を設置し,枠内の草量がC1より,多いか少ないか目視で判断する。3)ここまでの手順を基準草量C2に変えて,繰り返す。4)N1をC1より草量の少ない枠数,N2をC1より草量の多い枠数,N3をC2より草量の少ない枠数,N4をC2より草量の多い枠数とする。筆者がShiyomiの式から誘導した式に,N1,N2,N3,N4を代入して推定草量を得る。
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
飼料作物,草地 

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