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J-GLOBAL ID：201102264817966931   整理番号：11A0861898

ヒト血液脳関門トランスポーターおよび受容体の定量的ターゲット絶対プロテオミクス

Quantitative targeted absolute proteomics of human blood-brain barrier transporters and receptors

著者 (7件)： UCHIDA Yasuo (Tohoku Univ., JPN) ,  OHTSUKI Sumio (Tohoku Univ., JPN) ,  KATSUKURA Yuki (Tohoku Univ., JPN) ,  IKEDA Chiemi (Tohoku Univ., JPN) ,  SUZUKI Takashi (Tohoku Univ. School of Medicine, JPN) ,  KAMIIE Junichi (Azabu Univ., JPN) ,  TERASAKI Tetsuya (Tohoku Univ., JPN)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 117  号： 2  ページ： 333-345  発行年： 2011年04月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 血液脳関門を構成するヒト脳微小血管において,関門機能に関連する膜トランスポーターおよび受容体の定量的蛋白質発現プロファイルを検討した。7人の男性(16~77歳)の脳皮質から脳微小血管を単離し,34個のABCトランスポーター,66個の溶質担体(SLC)トランスポーター,8個の受容体を含む114個の膜蛋白質の発現を,LC-MS/MSにより解析した。ABCトランスポーターのうちBCRPが最も多く,次いでMDR1,ABC2,ABCA8の順であった。SLCトランスポーターおよび受容体では,興奮性アミノ酸トランスポーター1およびグルコーストランスポーター(GLUT)1が最も発現が高かった。単離脳微小血管の純度は,マウス脳微小血管のものと類似したが,内因性化合物のトランスポーターなどはヒトとマウスでその発現量に有意の差が認められ,マウスでの結果をヒトに外挿するときに注意すべきであることが示された。

シソーラス用語： ヒト ,  *血液脳関門 ,  大脳皮質 ,  *プロテオミクス ,  定量分析 ,  生体輸送 ,  ケモカイン ,  グルコース輸送体 ,  膜タンパク質 ,  アミノ酸輸送 ,  LC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  ABC輸送体 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  マウス ,  膜受容体
準シソーラス用語： LC/MS/MS ,  SLC ,  グルタミン酸輸送体 ,  膜輸送体

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  生物薬剤学(基礎)  (GY01021U)

タイトルに関連する用語 (7件)： ヒト ,  血液脳関門 ,  トランスポーター ,  受容体 ,  定量 ,  ターゲット ,  プロテオミクス