文献

J-GLOBAL ID：201102265044437396   整理番号：11A1270028

損失のある壁を有するチューブ内での定在波に関する熱音響システムに対する有限要素解析

Finite Element Analysis of the Standing Wave Field in a Tube with Lossy Wall for Thermoacoustic System

著者 (3件)： NISHIKORI Michiaki (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  TSUCHIYA Takao (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  SAKAMOTO Shin-ichi (Univ. Shiga Prefecture, Shiga, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 50  号： 7,Issue 2  ページ： 07HE21.1-07HE21.4  発行年： 2011年07月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有限要素法(FEM)を適用して,熱音響チューブ内での定常状態音場を,周波数領域で解析した。この熱音場は非線形で等温であるが,線形の断熱モデルを提示した。このモデルでは,音強度場だけを考察した。その理由は,熱音響系では,一般に,音強度をエネルギー変換効率に対して論ずるからである。この数値モデルでは,音強度の発散を音源として,また,分散を,壁の比音響インピーダンスにより生ずる損失としてモデル化した。幾つかの数値デモンストレーションを,損失のある壁を有する直線状チューブでの二次元定在波場について行った。音場に対する積層および位相調節器の影響を吟味した。その結果,熱音響チューブ内での音場は,壁の比音響インピーダンスの導入で定性的に解析できることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *エネルギー変換 ,  *現象 ,  音場 ,  状態 ,  断熱過程 ,  Helmholtz方程式 ,  有限要素法 ,  数値解析 ,  音響インピーダンス ,  周波数領域 ,  エネルギー変換効率 ,  数学モデル ,  器壁効果 ,  線形モデル ,  *熱音響現象
準シソーラス用語： 定常状態

分類 (1件)： エネルギー変換一般  (LC01010J)

引用文献 (24件)：

• 1) A. Tominaga: Netsu Onkyo Kogaku no Kiso (Fundamental Thermoacoustics) (Uchida Roukakuho, Tokyo, 1998) [in Japanese].
• 2) T. Yazaki, T. Biwa, and A. Tominaga: Appl. Phys. Lett. 80 (2002) 157.
• 3) T. Biwa, Y. Tashiro, M. Ishigaki, Y. Ueda, and T. Yazaki: J. Appl. Phys 101 (2007) 064914.
• 4) T. Biwa, Y. Tashiro, and U. Mizutani: Phys. Rev. E 69 (2004) 066304.
• 5) Y. Ueda, T. Biwa, U. Mizutani, and T. Yazaki: J. Acoust. Soc. Am. 115 (2004) 1134.

タイトルに関連する用語 (5件)： 損失 ,  チューブ ,  定在波 ,  熱音響システム ,  有限要素解析