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J-GLOBAL ID:201102266419607819   整理番号:11A1644479

福島第一原子力発電所災害により海洋に放出された131Iと137Csの海洋拡散に関する予備的な数値実験

Preliminary Numerical Experiments on Oceanic Dispersion of 131I and 137Cs Discharged into the Ocean because of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Disaster
著者 (8件):
資料名:
巻: 48  号: 11  ページ: 1349-1356 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: G0317A  ISSN: 0022-3131  CODEN: JNSTAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2011年3月11日に発生した津波と地震後,福島第一原子力発電所災害により,幾つかの放射性物質が太平洋に放出され,高濃度の131Iと137Csが福島県海岸線に沿った海水と海底土から検出されている。放出された131Iと137Cs量の測定は,数値実験に必要不可欠な,放出された放射性核種,量,期間についての情報が入手できないため甚だ困難である。本研究では,日本原子力研究開発機構(JAEA)により開発されたWSPEEDI-IIの結果を導入して,次の2つの数値実験が遂行された;(1)ソースタームとして海洋への直接放出だけが考慮される(2)ソースタームとして海洋への直接放出と大気からの沈積が考慮される。数値実験の結果,海洋の高濃度放射性物質は3月末までの大気から沈積と,その後の海洋への直接放出によるものと示唆された。大気からの放射性物質沈積は,東日本太平洋岸の広い地域に広がり,福島第一原子力発電所から大気中の放出された131Iと137Csの総量の其々81%と85%が,モデル領域の海表面や陸地に沈積した。本実験により,数値実験は一定の精度で,放射性物質の拡散を予測する能力を有すると示唆される。
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 
引用文献 (12件):

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