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J-GLOBAL ID：201102266470303476   整理番号：11A1358058

変調伝達関数の概念に基づいた音声伝達指標のブラインド推定法の検討

Study on blind estimation of Speech Transmission Index in room acoustics based on the MTF concept

著者 (4件)： 鵜木祐史 (北陸先端科学技術大学院大) ,  池田友洋 (北陸先端科学技術大学院大) ,  宮内良太 (北陸先端科学技術大学院大) ,  赤木正人 (北陸先端科学技術大学院大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 136(EA2011 43-49)  ページ： 27-32  発行年： 2011年07月08日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 残響時間(T₆₀)とDeutlichkeit(D₅₀)は,室内音響を特徴づけるために利用されるパラメータであり,音声伝達指標(STI)は,その室における音声伝送の質を評価するために利用される客観評価指標である。本論文では,変調伝達関数(MTF)の概念に基づき,これらの室内音響特性(T₆₀,D₅₀,STI)をブラインド推定する方法を提案する。ここでは,次の5つの手順で推定する:(1)室内インパルス応答(RIR)を測定せずに観測された残響信号からMTFを推定する,(2)推定されたMTFを利用して残響時間T₆₀を推定する,(3)SchroederのRIRモデルに基づき,推定されたMTFと残響時間T₆₀からRIRを推定する,(4)IEC6026816:2003のアルゴリズムを利用して,7つのオクターブ帯域で推定されたMTFからSTIを推定する,(5)推定されたRIRからD₅₀を求める。本論文では,提案法が人工的な環境と実環境の両方でこれらの室内音響特性を正確に推定できるか評価するためにシミュレーションを行った。その結果,提案法がこれらの特性を効果的に推定できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *光学伝達関数 ,  *信号推定 ,  時間 ,  建築音響 ,  *屋内環境 ,  インパルス応答 ,  音響特性 ,  *残響 ,  時間測定 ,  *音響測定 ,  音響設計 ,  SN比 ,  *明瞭度 ,  変調伝達関数 ,  ブラインド推定 ,  残響時間 ,  室内音響 ,  *度

分類 (1件)： 音響測定  (BB03040R)

引用文献 (10件)：

• KUTTRUFF, H. Room Acoustics. 1991
• TOIDA, Y. Speech intelligibility in sound fields. J. Acoust. Soc. Jpn. 1995, 51, 4, 312-316
• SATO, H. Evaluation of speech transmission performance using listening difficulty ratings. J. Acoust. Soc. Jpn. 2007, 63, 5, 275-280
• SATO, H. Relationship between listening difficulty and acoustical objective measures in reververation fields. J. Acoust. Soc. Am. 2008, 123, 4, 2087-2093
• Acoustics-Measurement of the Reverberation Time of Rooms with Reference to Other Acoustical Parameters. ISO 3382. 1997

タイトルに関連する用語 (5件)： 変調伝達関数 ,  概念 ,  音声 ,  指標 ,  ブラインド推定