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J-GLOBAL ID：201102267027341434   整理番号：11A0665807

DNA多型解析による甲州の分類的検討

著者 (1件)： 後藤奈美 (酒類総合研)
資料名： 日本醸造協会誌  (Journal of the Brewing Society of Japan)
巻： 106  号： 3  ページ： 116-120  発行年： 2011年03月15日 
JST資料番号： F0481A  ISSN： 0914-7314  CODEN： NJKYES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本在来のブドウ品種である甲州を理解する上で重要な,分類学的位置づけを明らかにした。まず,形態等による分類と起源の推定について,平安時代以来の伝承,過去の文献からの推測を述べた。次に,DNA多型解析による甲州の分類を,DNAを用いたRAPD解析やAFLP解析から得られた結果を紹介し,さらに,ブドウのSSR解析に基づいた樹形図を示し紹介した。さらに,甲州と竜眼,紫ブドウの関係についても,SSR解析結果を示すと同時に,果皮中ののアントシアニン含量,修飾基(アシル化,p-クマル化,)の割合から説明した。さらに,ブドウの種の概念について,甲州がVitis viniferaであるか否かについて論じた。

シソーラス用語： *ブドウ ,  *遺伝子型 ,  生物分類 ,  ぶどう酒 ,  *RAPD法 ,  *AFLP ,  *マイクロサテライト ,  *系統樹 ,  食品成分 ,  アントシアニン ,  *DNA多型 ,  Vitis vinifera ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： *SSR ,  起源 ,  *甲州ブドウ ,  *進化系統樹

分類 (3件)： ぶどう酒  (FK04024X) ,  植物分類学  (EH01030N) ,  作物の品種  (FC02020V)

引用文献 (21件)：

• 1) H. Kobayashi, H. Takase, K. Kaneko, F. Tanzawa, R. Takata, S. Suzuki, and T. Konno: Am. J. Enol. Vitic., 61, 176-185(2010)
• 2) 茂木七左衛門・上野雄靖・木下研二: 醸協, 73, 608-612(1978)
• 3) 雨宮 毅: 甲州ぶどう栽培800年祭記念誌, 11-16(1987)
• 4) 松井弘之: 醸協, 84, 687-693(1989)
• 5) 菊池秋雄: 果樹園芸学(上)第11章, 養賢堂(1948)

タイトルに関連する用語 (3件)： DNA多型 ,  解析 ,  分類