抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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合成開口レーダー画像を用いた干渉SAR解析は,地震時の変動など,広い空間で比較的大きな変動を生じた際の変位分布を求める目的などに対してその有用性が認識されてきたが,解像度に難があった。最近,画像の時系列データを利用してGPSに匹敵する高空間分解能を目指したアルゴリズムが開発されている。本論では,その中のPS法に基づいてHooper(2009)によって提供されたStaMPSアルゴリズムについて紹介する。PS法は,対象空間を分割した解像セル(ピクセル)の内,支配的散乱体を含むピクセルだけを抽出することによって解像度を向上させる方法である。これに対して,StaMPSは,強度が弱くても互いの空間的相関の良好なピクセルを全て利用するもので,広範囲のテクトニックな変動を解析するうえで優れた方法である。