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J-GLOBAL ID：201102267162653012   整理番号：11A0294284

波長可変Add/dropフィルタを用いたレーザー発振制御による光ファイバループ増幅器のリングダウンパルス特性

Ring-Down Pulse Characteristics of Optical Fiber Loop Amplifiers Based on Laser Oscillation Control Using Wavelength Tunable Add/drop Filter

著者 (5件)： 前田佳伸 (近畿大 理工) ,  前田佳伸 (光トライオード) ,  近藤研人 (近畿大 理工) ,  谷本浩一 (近畿大 理工) ,  中山秀樹 (光トライオード)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 39  号： 1  ページ： 41-45  発行年： 2011年01月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 波長可変Add/dropフィルタを光ファイバループ回路に挿入し,半値幅5nmの透過しない波長域を可変することによって,光ループ回路で生じるレーザ発振の波長域を制御可能であることを示した。具体的には,同フィルタの反射中心波長を1553.1,1552.8,1552.2,1549.5nmに設定して光スペクトルを調べた結果,反射中心波長を1553nmから1552nmまで可変させると,レーザ発振領域は1520から1550nmまで約30nm長波長側にシフトすることが分かった。また,レーザ発振の波長域を制御することにより入力信号の波長(1512nm)における増幅された自然放出光(ASE)の強度をコントロールできることを示すとともに,リングダウンパルス波形の観測結果を分析した。このリングダウンパルスを用いてアンモニアガスのキャビティーリングダウン分光法測定を行った結果,アンモニアガスの濃度比を測定できることが分かった。

シソーラス用語： *光増幅器 ,  ループ回路 ,  *レーザ発振 ,  パルス ,  *ASE【放射】 ,  アンモニア ,  濃度測定 ,  光学フィルタ ,  *空洞内レーザ分光法 ,  *光ファイバ増幅器
準シソーラス用語： *キャビティーリングダウン分光法 ,  リングダウンパルス ,  波長可変フィルタ ,  波長制御

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  その他の光学的測定法とその装置  (BD07080R)

引用文献 (8件)：

• BACHMANN, M. Electron. Lett. 1996, 32, 2076
• 川崎昌博. レーザー研究. 2006, 34, 289
• JOHNSTON, P. S. Opt. Express. 2008, 16, 15013
• 高木正和. 信学技報. 2008, 107, 33
• 谷本浩一. 電気学会論文誌E. 2010, 130, 253

タイトルに関連する用語 (6件)： 波長可変 ,  レーザー発振 ,  光ファイバ ,  ループ ,  増幅器 ,  パルス特性