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J-GLOBAL ID：201102267204435029   整理番号：11A0128868

C-S-Hの組成と物理的性質に関する基礎的研究

FUNDAMENTAL STUDY ON CHEMICAL COMPOSITION AND PHYSICAL PROPERTIES

著者 (3件)： 須田裕哉 (新潟大学大学院 自然科学研究科) ,  田中洋介 (清水建設株式会社 土木事業本部) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科)
資料名： 土木学会論文集 E(Web)
巻： 66  号： 4  ページ： 528-544 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0106A  ISSN： 1880-6066  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： C-S-Hは主要な水和物であり,その組成と性質はコンクリートの性能に影響を及ぼす.しかし,C-S-Hの組成と物理的性質,さらに両者の関係については十分に明らかにされていない. そこで本研究は,C-S-Hの組成と密度および比表面積などの物理的性質を把握することを目的として検討を行った.合成C-S-Hおよび種々の材料・配合の水和試料を用いてC-S-Hの組成および密度と比表面積を測定した.その結果,C-S-HのH/S比は,材料・配合に依らずC/S比に比例することを明らかした.さらに密度および比表面積も材料・配合に依らず,C/S比と比例関係にあることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *水和物 ,  組成 ,  物理的性質 ,  密度 ,  比表面積 ,  比率 ,  *ケイ酸カルシウム水和物
準シソーラス用語： C/S比 ,  *C-S-H ,  H/S比

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (40件)：

• 1) 例えば,大門正機編訳:セメントの化学,内田老鶴圃,1989.
• 2) Taylar, H. F. W: Cement Chemistry, 2nd Edition, Thomas Telford, 1997.
• 3) 中村明則,坂井悦郎,西沢賢一,大門正機:ケイ酸カルシウム水和物による塩化物イオン,硫酸イオンおよびリン酸イオンの収着,日本化学会誌,No.6, pp.415-420, 1999.
• 4) 鈴木一孝,西川直宏,林知延:Ca/Si比の異なるC-SHの炭酸化,セメント・コンクリート論文集,No.43, pp.18-23, 1989.
• 5) 例えば,セメント系材料の時間依存性挙動に関する研究委員会耐久性力学WG:コンクリート構造物の耐久性力学,社団法人日本コンクリート工学協会,2007.

タイトルに関連する用語 (3件)： 組成 ,  物理的性質 ,  基礎的研究