抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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焼結材料の特性を溶製材料に近づけるためには,焼結体の緻密性の向上が必須である。このための手法として用いる金属粉末の粒度分布を調整することで,最適充填化を図ることが考えられる。本研究においては,双峰分布を有する球形ガスアトマイズ鉄系粉末を用いて焼結性改善のためのモデル実験を実施した。用いた粉末はS25C同等組成のガスアトマイズ粉で,入手した-150μmの粉末をふるいを用いて平均粒度22,41および133μmに分級した。これらの中から,22μm/133μmおよび41μm/133μmの組合せで混合し双峰分布混合粉末を調製した。この際,微粒子側の配合割合を20,35,30,35および40%とした。単軸加圧による圧粉およびその後の1473K,3.6ksの焼結を実施した。得たサンプルについて密度測定,金属組織観察および収縮率の算出を行なった。これらの実験から,微細粉35%の22μm/133μm双峰粒度分布混合粉末により高密度化を図ることができることを見出した。