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J-GLOBAL ID：201102268536563493   整理番号：11A0097181

ポストテンション方式PC桁の腐食ひび割れに関する実験的検討

著者 (5件)： 近藤拓也 (JR西日本) ,  鈴木佑典 (京大 大学院工学研究科) ,  高谷哲 (京大 大学院工学研究科) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川豊章 (京大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 10  ページ： 299-304  発行年： 2010年10月29日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポストテンション方式のPC桁の電食試験を行って,コンクリート表面に発生するひび割れの検討を行った。これはコンクリートの外的塩害および内的塩害,あるいはグラウトの内的塩害やシース内に侵入する劣化因子を模擬したものである。またシース内のグラウト充填量がコンクリート表面に発生するひび割れに及ぼす影響についても検討した。この結果,以下のようなことが分かった。1)鋼製シース内側,PC鋼材をそれぞれ電食するとひび割れは発生するがシースによりひび割れが遮られ,コンクリート表面までひび割れが伝播しない傾向が見られた。2)鋼製シース外側を電食した場合,コンクリート表面にひび割れが発生する。3)上記の原因はグラウト未充填により発生した空隙が,鋼製シース外側に発生する腐食膨張圧を吸収するためだと考えられる。

シソーラス用語： ポストテンショニング ,  梁 ,  *腐食割れ ,  電食 ,  亀裂 ,  塩害 ,  グラウト ,  カテーテル ,  劣化 ,  充填 ,  注入 ,  PC鋼材 ,  圧力
準シソーラス用語： *PC桁 ,  グラウト充填 ,  シース ,  *ひび割れ ,  プレストレストコンクリート桁 ,  *ポストテンション方式 ,  腐食亀裂 ,  膨張圧

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (4件)：

• 例えば田中佳樹, 河野広隆, 渡辺博志, 木村哲士: ポストテンションPC桁の塩害劣化と耐荷力, コンクリート工学年次論文集, Vol.22, No.3, pp. 781-786, 2000. 7
• 例えばプレストレストコンクリート技術協会: PCグラウトの設計施工指針, 2005. 12
• 仁杉巌監修: 鉄道構造物の耐久性, 山海堂, 2002. 8
• 例えばS. チモシェンコ: 材料力学 中巻, 東京図書, 1962

タイトルに関連する用語 (5件)： ポストテンション方式 ,  PC桁 ,  腐食 ,  ひび割れ ,  実験