抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,物性物理や材料科学の分野で密度汎関数法(DFT)によって,さまざま物質の性質が解明され予測されるようになり,これに基づいて物質設計も盛んになってきた。デバイスの作製やプロセス,生命科学,素粒子・宇宙物理の分野でも計算科学的手法は有効である。以前はDFTの計算には高性能マシンが必要であったが,今は各自のパソコンで容易に計算でき,新物質,表面構造や界面構造,ナノ構造,生体物質などの広範な物質群についても計算が行われて,これらの物質群に関与する現象の解明や予測ができるようになっている。次の段階はDFTで予測できない自然現象を解明できる新しい計算手法やアルゴリズムを開発して計算科学が挑戦できる対象を広げることと思われる。