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J-GLOBAL ID:201102270554070784   整理番号:11A0122909

置換型Heusler化合物の熱電特性と電子構造:NiTi0.3-xScxZr0.35Hf0.35Sn

Thermoelectric properties and electronic structure of substituted Heusler compounds: NiTi0.3-xScxZr0.35Hf0.35Sn
著者 (11件):
資料名:
巻: 97  号: 25  ページ: 252113  発行年: 2010年12月20日 
JST資料番号: H0613A  ISSN: 0003-6951  CODEN: APPLAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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TiがScで置換されたHeusler型化合物のNiTi<sub>0.3-x</sub>Sc<sub>x</sub>Zr<sub>0.35</sub>Hf<sub>0.35</sub>Sn(ここで,0<x≦0.05)の熱電特性に対する原子の置換効果を研究した。電気伝導度,Seebeck係数および熱伝導度を測定することによって,熱電特性を研究した。TiをScで置換すると,熱伝導度は半分になることが分かった。純粋な化合物のNiTi<sub>0.3</sub>Zr<sub>0.35</sub>Hf<sub>0.35</sub>Snはn型伝導を示し,350KにおけるSeebeck係数は-288μV/Kであることが分かった。一方,Scで置換すると,この化合物はp型に変わることが判明した。Scを4%程度置換すると,最大Seebeck係数は+230μV/K(350K)になり,この値はHeusler型合金を基本とするp型の熱電化合物では最大値であることが分かった。硬x線シンクロトロン放射光によって励起された光電子分光法によって,電子構造を研究した。母体化合物については,大きなギャップ状態が観測された。Fermiエネルギーに近い電子状態が輸送特性の振る舞いに対して重要な役割を果たすことが明らかになった。とくに,これらの状態が母体化合物の大きな負のSeebeck係数に強く関与することが分かった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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金属結晶の電子伝導  ,  金属結晶の電子構造 
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