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J-GLOBAL ID:201102272541804935   整理番号:11A1613536

アナモックスプロセスにおける固定床型反応槽を用いた部分亜硝酸化処理の安定制御

Stable operation of partial nitritation using fixed-bed reactor for anammox process
著者 (7件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 514-519  発行年: 2011年09月25日 
JST資料番号: G0440B  ISSN: 0919-3758  CODEN: SEKAEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アナモックスプロセスは省エネルギーの新しい窒素変換プロセスとして注目されており,実用化に向けて多くの研究が進められている。本研究では,アナモックスプロセスの中で亜硝酸化槽に着目し,固定床型反応槽による部分亜硝酸化処理の安定制御運転について検証した。部分亜硝酸化処理において固定床型反応槽を用いる場合,制御運転には温度,pHの制御のみではなく,適切に生物膜量を管理することもまた重要であることが示された。そのための手法の一つとして,担体洗浄は有効であることが確認できたが,ここでは,原水SS濃度が上昇したときの対応として,凝集沈殿処理を行なうことで安定した制御運転が維持できることを確認できた。亜硝酸化槽の運転条件は,温度35°C,pH7.80,DO濃度3~5mg・l-1,NH4+-N容積負荷0.88~1.14kg・m-3・d-1とし,原水SS濃度が高いときには,凝集沈殿処理を行なうことで,約7ケ月間にわたり安定して亜硝酸化槽の運転を維持できた。この期間,NO3--Nの生成はほぼ抑制できた。亜硝酸生成率,硝酸生成率はそれぞれ82~98,0~11%であった。負荷変動運転では,NH4+-N容積負荷0.67~1.22kg・m-3・d-1の範囲で運転を行なったところ,高負荷時には亜硝酸生成率は若干低下し,低負荷時には若干向上する傾向がみられたが,運転を通して亜硝酸生成率はほぼ80%以上と顕著な低下はみられなかった。以上のことから,高濃度のNH4+-Nを含む消化汚泥脱水ろ液から効率的に窒素を除去するアナモックスプロセスの運転方法として,固定床型反応槽を用いた部分亜硝酸化処理の有用性が示された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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下水,廃水の生物学的処理 
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