抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,土のキャピラリー・バリアの概要,キャピラリー・バリア地盤の構造設計について解説した。砂層とその下部に礫層を重ねた層状地盤では,両層の土の相対的な保水性の違いにより,境界面の上部の砂層内で降下浸潤水が捕捉され,集積する。砂層と礫層との境界面が,上部からの水の浸入を防いでいる障壁のようにみえることから,この機能あるいは現象を土のキャピラリー・バリア(capillary barrier)と呼んでいる。境界面に傾斜があると,集積された間隙水は,上部の砂層内を集積流として傾斜方向に流下し,境界面以深の領域は一定の範囲にわたって水の侵入から保護される。