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J-GLOBAL ID：201102274113708878   整理番号：11A0473514

成長および流水トレーニングに伴うニゴロブナ Carassius auratus grandoculis 仔稚魚の遊泳速度の変化

Changes in swimming speed of larval and juvenile nigorobuna Carassius auratus grandoculis associated with growth and exercise training in running water

著者 (4件)： 藤原公一 (滋賀県水産試験場) ,  藤原公一 (東京海洋大学海洋科学部) ,  臼杵崇広 (滋賀県水産試験場) ,  北田修一 (東京海洋大学海洋科学部)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 76  号： 6  ページ： 1025-1034 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 琵琶湖でニゴロブナの放流事業を実施するうえで効果的な種苗放流技術を検討する基礎資料を得るため,本種仔稚魚の成長や流水トレーニングに伴う遊泳速度の変化を調べた。その結果,標準体長(SL)約 16 mm までは突進速度が増加した。稚魚(SL 16 mm≦)になると巡航速度が急速に増加し,遊泳能力が著しく向上した。これらから,SL 16 mm が重要な放流基準の一つになると考えられた。また,流水トレーニングにより突進速度は増加したが,オオクチバスのいる池や琵琶湖へ放流した後の生残率は止水飼育した種苗と差がなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *フナ ,  稚魚 ,  速度 ,  *放流 ,  生存率 ,  *トレーニング【運動】
準シソーラス用語： *Carassius auratus grandoculis ,  *ニゴロブナ ,  仔魚 ,  *種苗放流 ,  生残率 ,  体サイズ ,  遊泳速度

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

引用文献 (42件)：

• 1) 小島朝子,北村眞一,堀越昌子.なぜ琵琶湖で育った.「ふなずしの謎」(滋賀の食文化研究会編)サンライズ出版,滋賀.1995; 9-33.
• 2) 藤井建夫.すしの先祖は魚の漬け物.「魚の発酵食品」成山堂書店,東京.2000; 77-96.
• 3) 宮地傳三郎,川那部浩哉,水野信彦.「原色日本淡水魚類図鑑」保育社,大阪.1992.
• 4) 中村守純.「日本のコイ科魚類」資源科学研究所,東京.1969.
• 5) 川那部浩哉,水野信彦,細谷和海編.「山渓カラー名鑑日本の淡水魚第 3 版」山と渓谷社,東京.2002.

タイトルに関連する用語 (7件)： 成長 ,  流水 ,  トレーニング ,  ニゴロブナ ,  Carassius ,  仔稚魚 ,  遊泳速度