文献

J-GLOBAL ID：201102275303221076   整理番号：11A1591541

日本中央部,大阪の3つの場所におけるゴキブリの集団とすみわけ

Cockroach assemblages and habitat segregation in three sites in Osaka City, central Japan

著者 (1件)： IMAI Kensuke (Osaka Univ. Human Sci., Osaka)
資料名： 環動昆  (Japanese Journal of Environmental Entomology and Zoology)
巻： 22  号： 3  ページ： 139-145  発行年： 2011年09月20日 
JST資料番号： L1887A  ISSN： 0915-4698  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 害痛であるゴキブリは,時間的,空間的分布に関する研究が蓄積されている。この論文では大阪の3か所におけるゴキブリの集団について行った。2009年6月に大阪の3か所(市場,地下街,ビル1階の食品センター)で,粘着シートトラップによりゴキブリの捕獲を行った。20~30のトラップを7日間仕掛けた。捕らえたゴキブリは,種,性別,成長段階により分類し記録した。調査の結果,チャバネゴキブリ,クロゴキブリ,トビイロゴキブリの3つの種が記録された。全ての場所でチャバネゴキブリが最も多く捕獲され,トビイロゴキブリは地下街でのみ捕獲され,クロゴキブリは食品センターで捕獲されなかった。また,クロゴキブリの雄成虫はいずれの場所でも捕獲されなかった。生息密度はチャバネゴキブリが高いが,地下街の雌成虫のみトビイロゴキブリの方が高かった。この結果や,先行研究からトビイロゴキブリとチャバネゴキブリのすみわけの存在が確認された。また,トラップあたりの捕獲数が正規分布に従ないので,ノンパラメトリック検定を行った。その結果,チャバネゴキブリの雄成虫は市場が地下街より有意に高い以外は有意差が認められなかった。

シソーラス用語： *衛生害虫 ,  大阪府 ,  チャバネゴキブリ ,  *生息場所 ,  *生息分布 ,  生息密度 ,  調査 ,  ノンパラメトリック法 ,  トラップ【生物】 ,  *すみわけ ,  性差 ,  成虫 ,  幼虫 ,  地下街 ,  市場 ,  小売店 ,  生物分類 ,  仮説検定 ,  *地域差 ,  優占種 ,  クロゴキブリ ,  生息調査 ,  *ゴキブリ目 ,  *無脊椎動物 ,  *有翅亜綱
準シソーラス用語： *ゴキブリ ,  トビイロゴキブリ ,  食品センター

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  中央部 ,  大阪 ,  ゴキブリ ,  集団 ,  すみわけ