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J-GLOBAL ID：201102276045993014   整理番号：11A0910523

セルロース系バイオマスの粉砕処理と酵素糖化

著者 (7件)： 川端浩二 (岡山県工技セ) ,  岡野雅子 (岡山県工技セ) ,  常定健 (岡山県工技セ) ,  山本顕弘 (モリマシナリー) ,  東山慎吾 (モリマシナリー) ,  藤井英司 (岡山県工技セ) ,  福崎智司 (岡山県工技セ)
資料名： 岡山県工業技術センター報告  (Report of Industrial Technology Center of Okayama Prefecture)
号： 36  ページ： 22-24  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： Z0392B  ISSN： 0386-149X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質バイオマスとしてヒノキチップを用いて,水熱処理によりエタノール発酵を阻害する抗菌性物質の除去を行うと共に,酵素糖化の効率を向上させる粉砕工程(粗粉砕,粉砕,後粉砕)と,水熱処理の効果的な手順について検討した。また,粉砕物の酵素糖化性について調べた。その結果,粗粉砕した後に水熱処理を行い,粉砕処理をすることにより,ヒノキ中の抗菌性物質であるα-カジノールを90%以上除去できることが分かった。平均粒径80~90μmの粉砕試料を後粉砕することにより,平均粒径約2μmの微粉砕物が得られた。セルラーゼによる酵素糖化率は,粉砕試料では15~16%だったが,後粉砕試料では60~68%に向上した。

シソーラス用語： *バイオマス ,  木質材料 ,  *ヒノキ ,  *熱処理 ,  *粉砕 ,  抗生物質 ,  除去 ,  酵素的分解 ,  多糖類 ,  糖化 ,  オレフィン化合物 ,  脂環式アルコール ,  二環セスキテルペン ,  *木質バイオマス
準シソーラス用語： *水熱処理 ,  抗菌性物質

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： α-カジノール

引用文献 (3件)：

• 1) 坂西欣也:伝熱, 47, 1(2008)
• 2) 山本哲史, 副島敬道, 斎藤祐二, 五十嵐正, 寺島和秀, 牧野秀和:大成建設技術センター報, 41, 1(2008)
• 3) 遠藤貴士:シンセシオロジー, 2, 310(2009)

タイトルに関連する用語 (3件)： セルロース系バイオマス ,  粉砕 ,  酵素糖化